"Celebration, Vol.1" Wayne Shorter
Wayne Shorterが2023年に亡くなった。
R.I.P. Wayne Shorter (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498436406.html )
本作は、存命中に、BLUENOTEレーベルにて、本人監修によるアーカイヴ・シリーズ四部作として準備されていたもので、その第1弾に位置付けられるアルバムとのこと。
なので、このあと3作が続けてリリースされるのでしょう。
本作は、2014年10月18日にスウェーデンのストックホルム・ジャズ・フェスティヴァルで行われたライヴ音源。
メンツは、晩年(2000年くらいから?)になって、完全固定化されたグループの面々そのまま
Wayne Shorter(Ts,Ss)、Danilo Perez(P)、John Patitucci(B)、Brian Blade(Ds)
演奏曲は以下の通り、2013年にリリースされた"Without A Net"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61804493.html )に収録されている Zero Gravity をタイトルに入れた曲を中心に構成されたもの。
Disc 1
1.Zero Gravity to the 15th Dimension
2.Smilin' Through
3.Zero Gravity to the 11th Dimension
4.Zero Gravity to the 12th Dimension
5.Zero Gravity - Unbound
6.Orbit
7.Edge of the World (End Title)
Disc 2
1.Zero Gravity to the 90th Dimension
2.Lotus
3.She Moves Through The Fair
曲からして、神秘的というか独特の世界観を感じさせるものがあるのはこのユニットのこれまでのサウンドから不変
完全唯一無二の音世界を魅せる。
レギュラーメンバーのバックアップも盤石で、曲の雰囲気に寄り添ったスピリチュアルな展開から、単純なフレーズの繰り返しでWayne Shorterの音世界をより神秘的に魅せる所作まで、さすがに長年共演してきただけあって阿吽の呼吸ができているかのような、見事なコンビネーション
そして、そこにかぶさってくるWayne Shorterの独特の神秘的かつ幻想的なソプラノの音色に悶絶する。
本作は多くは語らず、ただただ聴きこむだけであります。
ベストはDisk1 6曲めになってしまいます
"Celebration, Vol.1" Wayne Shorter (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D7NVX3HR/ )
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