"PRYSM" Prysm

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Prysmの初作を配信で見つけたので、思わず聴いてしまったので、その紹介。
Prysmは、"On Tour" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000058E04/ )で知って、一気に気に入りそのとき手に入るものは手に入れたのが以下の2作。
これが2007年頃で、その後音沙汰がなくなったが2011年に突如ライブアルバムが出て、これ以降にアルバムは出ていないはず。

メンツは、このときから最後まで不変の以下の3人
Pierre de Bethmann(P)、Christophe Wallemme(B)、Benjamin Henocq(Ds)

演奏曲は、Pierre de Bethmannが4曲, Christophe Wallemmeが4曲, Benjamin Henocqが2曲のオリジナルに、その他2曲で全部で12曲。
01 Reflection
02 Double Face
03 Obsession
04 Masque arabe
05 Trait neuf
06 L'apothéose d'Homer
07 Le pas suspendu
08 Body and Soul
09 Un des sens
10 La voie du silence
11 D'ici demain
12 Patience

1曲めの、ハイハットが一定のリズムをパシパシ鳴らすなか、旋律はそのままテンポを崩したテーマを弾くピアノに美旋律でメロディアスにバッキングをするベースの取り合わせ、さらにマレットで叩くタムの低音が割り込んでくる。このアレンジが、ゾクゾクするほど格好良い。
以降の曲も、知的で繊細で、でもダイナミックで緊張感溢れた演奏目白押しという感じで個人的にとても好きな演奏であることを再認識。
粒立ちの良く速いフレーズから美麗なフレーズまで情感込めて弾きこなしていくピアノ
美しさに特化したように繊細にフレーズを紡いでいくベース
煌びやかで、演奏を鼓舞するテンションの高さはありながら叩きすぎないドラム
という3者それぞれの演奏、さらにその3者のコンビネーション。
それに、秀逸なアレンジとが渾然一体としたところに、かなりなセンスの良さを感じさせるところがすごいところ
久々に聴いたが、この音世界はやはり格別なものがあると再認識した

ベストは3曲めにしましょう

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