"Live in Los Angeles" Julian Lage

2_658.jpg
Julian Lageのライブ音源であるが、LPと配信だけでのリリースのようで、LPを聴かない自分は配信で聴いています。
とはいえ、録音は2016年6月とのことで、最新の音源というわけではありません。
時期的には、"Arclight" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63754647.html )が出る前後になり、メンツもこのアルバムと同じメンツなので、本作のリリースライブの音源なんでしょう。

メンツは以下のとおりで、上述のとおり"Arclight"と同一
Julian Lage(G)、Scott Colley(B)、Kenny Wollesen(Ds)

演奏曲も"Arclight"で演っている曲から選ばれています。(がオリジナルは2曲だけのよう..)
1. Persian Rug
2. I'll Be Seeing You
3. Nocturne
4. Stop Go Start
5. Activate

速めの4ビートでのスリリングな1曲めから、ゆったりな雰囲気を醸す2曲めのスタンダードと、曲ごとに明瞭な緩急をつけていくような構成
個人的には、1曲めとか5曲めの、速い曲でのスリリングな展開が最高に気持ち良い
Julian Lageの大胆なフレーズ回しがフロントを独占しているが、トリオが故により自在に暴れ回っている感じが実に心地良い
4曲め後半でOrnette Colemanのフレーズが紛れ込むところなんて、心憎過ぎて悶えるw
もちろんScott Colleyのベースソロが聴けるパートもあるし、Kenny WollesenのBill Frisell筆頭にギタリストのバッキングを多く務めているだけあっての好サポートが冴えているところも特筆的
近年はアメリカーナとかJohn Zornのプロジェクトが主な活動になっているので、このタイミングでこの頃のサウンドを聴けるのも個人的にはうれしいところ。

ベストは3曲めにしましょう

"Live in Los Angeles" Julian Lage (https://downbeat.com/reviews/detail/live-in-los-angeles )

この記事へのコメント