"Planetarium" Ben Monder

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Ben Monderの新作は3枚組です。
前作は、2021年のライブ盤で、その記録は下記。
近年はThe Bad Plus に加入したのでそちらでの活動がメインかもしれません。
最近2作めがリリースされてます。(入手済近日紹介見込)
本作の購入動機は、3枚組の超大作でリリースする作品がどんなサウンドが出てくるか非常に興味津々になりまして、(当然ですが)少々お高めではありましたが、えいやっと買いを決めたもの。

メンツは、ギターのBen Monder、ベースのChris Tordiniがコアになってドラム3人, ボーカル4人という構成
Ben Monder(G)、Chris Tordini(B)
Ted Poor(Ds)、Joseph Branciforte(Ds)、Satoshi Takeishi(Ds)
Theo Bleckmann(Vo)、Charlotte Mundy(Vo)、Emily Hurst(Vo)、Theo Sable(Voice)

演奏曲は以下のとおりで、3枚組というコンセプトからも、すべてBen Monderのオリジナルで間違いありません。
Disc 1
1.Ouroboros II
2.The Mentaculus
3.1973
4.Li Po
5.Planetarium
Disc 2
1.Globestructures: Option II
2.Ataraxia
3.Onsulian Spring
4.Where or When
Disc 3
1.3PSC
2.Urobo
3.Ouroboros I
4.Noctivagant
5.Collinsport
6.Wayfaring Stranger

ちょっと捉えどころのあるようなないようなサウンドはBen Monderの真骨頂といえる
その幻惑的だったり抽象的だったり、それでいてビート感を感じさせ、少し透明感を醸すようなサウンドを聴かせる
大半がBen Monderのギターだけで奏でられ、一部多重録音していると思うが厚みのある音を奏でる場面を含みながら、絶妙な音の絡みを演出する高音と低音が織りなす固有な音世界がこれでもかと展開される
途中でボイスの入る曲も出てくるが、これらもBen Monderの世界観の表現の拡大に寄与しているような感じで侮れない。
Ben Monderの独特の音世界を3枚のディスクでこれでもかと浴びせられるのが、なんとも言えない恍惚感に繋がってゆく
ぼーっと聴いて、ふんわりとした雰囲気に包まれるのが心地良い
けど、本当に3枚必要だったのかはちと疑問

ベストはDisk1 3曲めでしょう。

"Planetarium" Ben Monder (https://www.amazon.com//dp/B0D96LH6FV )

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