"Susceptible Now" Tyshawn Sorey
最近話題のドラマー、Tyshawn Soreyのリーダー作は2023年の下記を紹介し、
"Continuing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/500936536.html )
その後、その前作も聴いています。
"Mesmerism" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501494813.html )
"Off-off Broadway Guide To Synergism" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/502127139.html )
メンツは、ピアニストは上記過去作から固定のAaron Diehlで、ベースは固定されていなさそう
Tyshawn Sorey(Ds)、Aaron Diehl(P)、Harish Raghavan(B)
演奏曲は、McCoy Tyner, Charles Mingus, Daniel Gunnarsson, Brad Mehldauらの曲
1.Peresina
2.A Chair In The Sky
3.Your Good Lies
4.Bealtine
すべての曲が15分超と1曲が長いので演奏曲数は4曲となっているが、たっぷりとした収録時間が確保されている。
その演奏は、美旋律を追求していくような展開を中心としたもので、1曲めはビート感、2曲めは ビート関係なくひたすらに美しさを追求したような感じ、3曲めはビート感はあるもののちょっと引っ掛かりのあるギミックを持たせている、最後の曲もミニマルな展開がちょっとクセを感じさせる
いずれも一筋縄ではいかないことを感じさせる(=聴き応え充分)な演奏で、3者それぞれの奏でる音色もとても粒立ちよく跳ねるようなもので、これがあわさってさらに気持ち良さ倍増。
Tyshawn Soreyのシンバルの凛としたたたずまいも見事だが、Harish Raghavanのベースが、多くの曲で披露しているソロも含めて、良い演奏で個人的にとても気に入っている
ベストは4曲めにしましょう。
"Susceptible Now" Tyshawn Sorey (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DCL112RM/ )
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