"栗田妙子 外山明 DUO" 栗田妙子

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栗田さんのピアノを聴くのは2016年のライブ以来
CDとしてはさらに前の2014年の下記作以来
リーダー作も1つは聴いているのですが、これはさらにさらに前の2012年のもの
と、10年近くもご無沙汰してしまっています。
ライブも、この両人のデュオとか、渋谷さんとのデュオとか、実は近所でちょこちょこ演っているのは知っていたが、足が重く...。
それでもこの両人のCDが出れば、それは買いです。

メンツは、以下のとおり
栗田妙子(P)、外山明(Ds)

演奏曲はすべて栗田さんのオリジナル。栗田さんは、X(旧Twitter)で、川を超えるとその川の名をつぶやいてるんですがその影響で曲のタイトルにも川の名前が多いと推測。
1. Hand Of Time
2. へそ
3. 球磨川
4. 空堀川
5. 魚雷船ゲーム
6. 昔話
7. 天竜川
8. JUN
9. Changement F
10. 今日の寂、明日の旅

栗田の童謡のような優しさのあるフレーズに、ちょっと違和感のある変態フレーバー(褒め言葉)を振りかけたような、いかにも栗田サウンドといった様相のピアノ
そこに、あってるかあってないか微妙に難しい絶妙な打音で絡んでくる外山のドラムとの取り合わせが、エもいわれぬ独特の音世界を構築していく
全体のバランスも見事で、栗田の打鍵の強さが外山のサウンドと音量、音数とも良い感じにシンクロしていて、なんとも言えない良い雰囲気を作り出している
もっともお互いにお互いのら微妙にバランスをコントロールしているが故なのは明らかではあるが。
ライブでは長らく続いているこの両者のデュオがどれだけ愛されているか、このアルバムを聴くことで垣間見る(真骨頂はライブだと思うので)ことはできると思う。
それでも良い演奏を楽しませてもらいました。

ベストは4曲めでしょう

"栗田妙子 外山明 DUO" 栗田妙子 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DJFGM21B/ )

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