"Whee3Trio: In The Wheelhouse" Andy Wheelock
Andy Wheelockというドラマーが組んだピアノトリオの1作め。
ただし、ゲストにGilad Hekselmanが入っていて、それがこの盤を聴く動機のほぼすべてになっている。
メンツは、以下のとおりで、Whee3Trioの3人はいずれも初聴きの人。
Gilad Hekselmanは、スペシャルゲストというクレジットで名前が記される。
Andy Wheelock(Ds)、Walter Gorra(P)、Gonzalo Teppa(B)、Gilad Hekselman(G)
演奏曲は、2曲めがGonzalo Teppaのオリジナルでそれ以外のすべてがAndy Wheelockのオリジナルで全部で10曲
1.Empire
2.Well Luck Indeed
3.Dash to Dash
4.Two5 - Two3
5.Kewo
6.Blossom
7.Your Poor Mother
8.Finn
9.I'm Not Afraid
10.In the Wheelhouse
Gilad Hekselmanはクレジット上ゲスト扱いではあるが、要所でちょろっとソロをとるような出番ではなく、全編にわたってしっかり主役を担うような立ち位置
全体に心地良い疾走感のある曲が並んでいるなか、Gilad Hekselmanがフリーな要素をも交えながら伸びやかにとても気持ち良さげに弾きまくっている
リーダーのAndy Wheelockのドラムが曲調を意識しながらも創造性のあるドラミングで、演奏をしっかり煽るような振る舞いを見せているのが、ドラマーがリーダーの良い部分に繋がっている。
ベースのGonzalo Teppaがメロディアスな旋律で、Gilad Hekselmanの演奏を盛り立てながら、サウンドを華やかにしていく。
ピアノのWalter Gorraはフロントでの主役の座をGilad Hekselmanに譲っているため、ソロはあるにしても、全体としてはあまり目立ってはいない。
が、的確な合いの手を入れてくるところとか渋いところで良い味を出してくる。
全体にリズミカルで聴きやすいサウンドではあるが、聴き応えも充分に感じられる。
ベストは8曲めにしましょう
"Whee3Trio: In The Wheelhouse" Andy Wheelock (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DDV4TR58/ )
この記事へのコメント