"Bottom Line NY,USA 1985.10.5" Chick Corea Elektric Band
Chick Corea Elektric Band のデビューアルバムは1986年にリリースされた下記
"The Chick Corea Elektric Band" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0000001PW/ )
その頃の音源は、Scott Hendersonのギターが入ったカルテット編成のものをBootlegで聴いています。
"Kursaal Bern 1986" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499491589.html )
Blogにはあげてませんが、最初の録音といわれる国内で公式発売された、"Live From Elario's" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000006XSO/ )は聴いていますが、これは1stアルバムに収録された曲は少なめ。
本作は同時期のトリオでの演奏を収めたBootleg音源で、収録曲が1stアルバムとほぼ同じになってきているところがミソと言える。
Chick Corea Elektric Bandの極初期音源で、1stアルバム収録の曲がアルバムリリースまでにどれだけ変化しているか、メンツがミニマムなので音のイメージがどれほど違うかとか、いろいろ興味津々てことで購入
メンツは、その後に Chick Corea Akoustic Trio として活動することになる3人
Chick Corea(Key)、John Patitucci(B)、Dave Weckl(Ds)
演奏曲は1stアルバムに収録されているものがほとんどで、MalaguenaはキューバのErnesto Lecuonaの曲で、これもCCEBの演奏としてお馴染み。
Disc 1
1.Band Introduction
2.Silver Temple
3.No Zone
4.Rumble
Disc 2
1.King Cockroach
2.India Town
3.Got A Match?
4.Malaguena
5.Elektric City
サウンドの印象は、おおよそのところは1stアルバムの変わらないので、初期からテンポもアレンジもほとんど完成形になっていたということが窺い知れる。
音色も、その大半がChick Coreaのキーボードから発せられる多彩な音色で、それが印象的なのであまり違和感がない
若い頃のJohn Patitucciの高音域高速フレーズでのソロとか、Dave Wecklの音数は多いのにキレよくタイトなドラムとか、これらもChick Corea Elektric Bandの魅力として、しっかりこの頃から根付いている。
ギターがいない分、Chick Coreaのソロの出てくる頻度が高く、そんなChick Coreaのサウンドをたっぷり楽しめるのも楽しいところ
8曲めで、お得意の客いじりもしっかり披露しているし、この頃から完成度の高い音世界ができていたことが窺い知れる
ベストは、disk1の4曲めにしましょう
"Bottom Line NY,USA 1985.10.5" Chick Corea Elektric Band
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