"Complex Emotions" The Bad Plus
The Bad Plus というと、Reid Anderson、Dave Kingに、Ethan Iversonの3人のバンドでありましたが、Ethan Iversonが脱退し、Orrin Evansに変わったのにのけぞったのが、2020年頃。
"Golden Valley Is Now" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/472424658.html )
それから2年経過し、Orrin Evansとの3人で活動が続くかと思ったら、ギタリストを従えたアルバムがリリースされてさらにのけぞったのが前作。
"The Bad Plus" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/496351065.html )
本作は同じメンツでの2作めですが、Orrin EvansとのThe Bad Plusでも2作アルバムを発表しているので、このメンツで落ち着いて活動が続くかは、まだわかりません。
メンツは前作から変わらずの下記面々
Reid Anderson(B,Syn)、Dave King(Ds,Syn)、Ben Monder(G)、Chris Speed(Ts)
演奏曲は、Reid Andersonが4曲, Dave Kingが2曲, Chris SpeedとBen Monderが各1曲のオリジナルを提供してて全部で8曲。
1.Grid/Ocean
2.French Horns
3.Casa Ben
4.Carrier
5.Cupcakes One
6.Tyrone’s Flamingo
7.Deep Water Sharks
8.Li Po
リズムが立ったサウンドなのはジャムハンドの流れを汲むバンドならではの作風
Chris SpeedのサックスとBen Monderのギターのユニゾンでのテーマからギターの浮遊感を感じさせるようなソロへという流れが、とても心地良い響きをみせる
オリジナルメンバーであるReid Anderson, Dave Kingによるリズム隊が力感ありる強めのサウンドでがっちりと音の骨格を引き締めており、この両者こそがThe Bad Plus であると暗に物語っているよう
Ben Monderのギターが映えるのも、そんなリズムを従えたうえでの浮遊感のある独特の音世界を振り撒いているが故でしょう
そんななかでは、5曲めのギターソロがかなり攻めていて、このアルバムの中では異色と言って良さそう
ベストは2曲めで
"Complex Emotions" The Bad Plus (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DB64MK5N/ )
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