"Etudes / Quietudes" Wolfgang Muthspiel
Wolfgang Muthspielの新作はソロギターで奏でられたもの。
前作まで、数作はECMレーベルからのリリースだったが、本作はCYH(CLAP YOUR HANDS)というレーベルからリリースされている
CYHレーベル(https://www.clapyourhands.ch/ )は、2021年頃からアルバムをリリースしている模様
chドメインだが中国人ではなくスイス人の2人が運営しているらしい
ECMからの前作までの近作は以下のとおり。"Angular Blues"は2020年の年間ベストの1枚に選んでいます。
"Dance Of The Elders" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501423826.html )
"Angular Blues" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475116027.html )
"Where The River Goes" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64642407.html )
本作のメンツはWolfgang Muthspielだけ
Wolfgang Muthspiel(G)
演奏曲は3曲を除いてすべてWolfgang Muthspielの作、3曲はBachのSarabande
1.Etude Nr. 1 Tremolo
2.Etude Nr. 4 Pedal
3.Triplet Droplet
4.Etude Nr. 5 Chords
5.Etude Nr. 6 Triplets
6.Etude Nr. 7 Brahms Minor
7.Etude Nr. 8 Melting Chords
8.Etude Nr. 9 Schildlehen
9.Etude Nr. 10 Sixths
10.Etude Nr. 11 Vamp
11.Etude 12 Furtner
12.Etude Nr. 13 Arpeggio
13.Sarabande, Johann Sebastian Bach Lute Suite BWV 995
14.Between Two Sarabandes
15.Sarabande Reprise
16.Abacus Theme by Paul Motian
17.For Bill Evans
前半は、タイトルにエチュードとある通りに、完全にクラシック音楽然としたサウンドで、エレガントな美しさを醸し出すような音が並ぶ。
後半になってくるとクラシックテイストは残しつつも、もう少し展開がドラマチックになっているような感じがする。
全編アコギで奏でられているがゆえにクラシックテイストが強く出ている気もするが、主旋律はまさにクラシックといった感じ。
合いの手的に入るフレーズには若干ジャズ?な感じのものも含まれていそうだが本人の手癖が滲み出ているからという可能性はありそう。
いずれにしても、ジャズを聴いている気分はほとんどなく、クラシックを聴いている気分というか、それ以上に良質なギターサウンドを聴いている気分というのが一番合っているか。
ベストは17曲めにしましょう
"Etudes / Quietudes" Wolfgang Muthspiel (https://www.amazon.com/dp/B0DC6ZRJZ1/ )
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