"Live In Brooklyn" The Fury

2_691.jpg
The Furyというユニットで2023年8月に、BrooklynのOrnithologyでライブ録音された音源。
ただし、本作はCDでのリリースはなく配信だけでリリースされているもの。
ということで縁あって聴かせていただきました。
だが、メンツを見ればわかる通りCDにしても充分に売れそうなものではあるので、そのうち出てくるんじゃないかと推測。

かくいうメンツは以下のとおり
Mark Turner(Sax)、Lage Lund(G)、Matt Brewer(B)、Tyshawn Sorey(Ds)

演奏曲は、Lage Lundが3曲, Mark Turnerが2曲, Matt Brewerが1曲のオリジナルに、Myron Waldenを1曲加えて全部で7曲。
1.Like A Flower Seeking The Sun
2.Of Our Time
3.Ender's Game
4.Couch
5.Jimbo
6.Vignette
7.Sonnet For Stevie

非4ビートも含むが高速な4ビートが多めのグルーヴ感のある曲を中心とした作風
Mark Turner の低音から高音まで使い倒して縦横無尽に暴れまくるサックスに対して、Lage Lund もより冷静なサウンドではあるが、呼応したように低音から高音までを駆使したソロで返してくる
Tyshawn Soreyのドラムが、奔放かつ自由度高めおおらかなドラミングでそんなソロを後押ししつつ煽ってゆく
これがなんとも心地良い
さらにドラムがシンバルでがっつりと煽りだすと、そのフロントでギターとサックスのソロの応酬なんて事態になるわけで、そんな丁々発止な演奏が繰り広げられるなんて場面は、そりゃスリリングな展開になるわけでこれまた格好良い
全体に温度感とか音色の感じとかどことなく市野さん演ってるバンドぽい印象がするのは気のせいか
とくに2曲めとか、個人的には聴き間違えそうな

ベストは4曲め

この記事へのコメント