"Artemis" Artemis

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本作は、ネットで新譜を探しているなかで見つけたもので、その見つけた新作も追って紹介できる予定だが、過去作がネットにあったのでそれを拾ってきて聴いたもの。
このArtemisというユニットは女性だけで組まれたバンドで、Renee Rosneが音楽監督を務めている。
これまでに3枚のアルバムがリリースされていて、3枚めの"Arboresque"が出たばかりの新作で、そのうち紹介します。
本作は1枚めのアルバムで2020年にリリースされたもの。

メンバーは以下のとおりで、前述のとおり女性だけで3管編成のSextetで、2曲にボーカルが入ってくる
Renee Rosnes(P)、Melissa Aldana(Ts)、Anat Cohen(Cl)、Ingrid Jensen(Tp)、Noriko Ueda(B)、Allison Miller(Ds)
Cécile McLorin Salvant(Vo:5,8)

演奏曲は以下のとおり、メンバーオリジナルに、Beatles, Stevie Wonder, Lee Morganなどが含まれる。
1.Goddess of the Hunt
2.Frida
3.The Fool On The Hill
4.Big Top
5.If It’s Magic
6.Nocturno
7.Step Forward
8.Cry Buttercup Cry
9.The Sidewinder

3管ではあるが、あまり押しが強くない程よい音の厚みによるサウンド。
シンプルだけど凝ったアンサンブルを、曲調も速度も抑えめに女性らしい丁寧な音出しで聴かせる
各人のソロが、Ingrid Jensenは張りのあるパワフルさを、Melissa Aldanaはモーダルでストイックな印象を感じさせ、Anat Cohenは耽美、妖艶なんて語が出てくるような演奏、Renee Rosnesはエレガントな雰囲気を漂わせたサウンドと、それぞれの個性を魅せながら全体の雰囲気を崩さない、良い塩梅でバランスした演奏を披露している。
5曲めと8曲めでCécile McLorin Salvantのボーカルが入るが、雰囲気は同じテイストを保っているので、良いアクセントにはなっているが違和感にはなっていない。
最後のジャズロックの名曲も、ゆったりめなテンポで耽美なイメージを感じさせる演奏にしており、多彩な曲をテイストを合わせた演奏に仕立て直す巧みさをも感じさせる。

ベストは4曲めにしましょう

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