"Live Life This Day: Celebrating Thad Jones" Miho Hazama
挾間美帆の新作は、主席指揮者を務めるDanish Radio Big Bandとデンマーク国立交響楽団が共演する超大所帯による、Thad Jonesに敬意を表することをテーマにした作品。
前作も、今作と同様にDanish Radio Big Bandとデンマーク国立交響楽団との演奏による企画作品といってよいものでした。
"Babylon Hotel" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/504299684.html )
なので、挾間の作品というよりは、デンマーク国の作品というような印象を持たせるもの。
挾間の作品といえる最近作は2023年の下記作ということになるんでしょう。
"Beyond Orbits" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501182905.html )
個人的には、この挾間の作品の次作を心待ちしたいところ。
メンツは割愛するが、上述のとおりに超大所帯といえる編成での作品になっています。
Miho Hazama(Cond)
Danish National Symphony Orchestra
Danish Radio Big Band
演奏曲はThad Jonesの曲に挾間の曲(4,5)を2曲加えた以下の7曲。
1.My Centennial
2.Mornin’ Reverend
3.A Child Is Born
4.Live Life This Day: Movement I
5.Live Life This Day: Movement II
6.Live Life This Day: Movement III
7.The Farewell
管楽器のパルシブなサウンドと弦楽器の優雅な継続音の響きという対比、さらにそこに乗っかる管楽器、ピアノなどのソロイストのサウンド。
この3者が織りなす優雅でゴージャスなサウンドな音模様の見事さに感嘆させられる
ノリが良かったりアグレッシブだったりするサウンドとがそれぞれ登場もするが、同時に同居もしているようなサウンドがあったり、その展開の妙もこれまた楽しい
おそらく、ジャズとクラシックと多くのジャンルのたくさんのメンバーを起用した中で、挾間カラーを出しつつ全体をしっかりまとめ上げるのは相当な力量が要ると思うが、その力量のとんでもなさをひしひしと感じさせる。
過去の演奏歴を踏まえるという意味での技術面と、大枠のジャンルがジャズになるという前提での特有のグルーヴ感とを体現させる大作に仕上がっていると感じられる、凄い演奏。
ベストは4曲めでしょう
"Live Life This Day: Celebrating Thad Jones" Miho Hazama (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPYGR113 )
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