"Tokyo Quartet" 井上銘

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井上銘のリーダー作としては、自身が歌唱している下記作以来ということになるか
複数名義だと魚返とのアルバムが出ている
あとSTEREO CHAMPというバンドでアルバムが出ているが、これらはすべて未聴。(もう3枚も出ていた)
他にも参加作は聴いているので久々感という感じはまったく感じられない。

本作のメンツは、自Blogの邦人ジャズアルバムでは登場頻度の高い面々そろい踏みといった様相。
井上銘(G)、David Bryant(P,Kbd)、Marty Holoubek(B)、石若駿(Ds)

演奏曲は、井上が8曲, Marty Holoubekが2曲(6,10)のオリジナルで全部で10曲。
1.Royal Brunei
2.Darn That Stream
3.New Dance
4.Slumber
5.Gmaj in Tojiya
6.Leftover Luxury
7.cielo
8.Café Demeure
9.River Moods
10.Are You Full?

16ビートや8ビートを軸にした、ロックテイスト、あるいはフュージョン寄りのノリ。
今回の選曲はそんな雰囲気が色濃く漂っている。
石若駿のビートはズッシリと重厚でありながら、全体のサウンドは驚くほど軽やか。
その絶妙なバランス感が、バンド全体の色を決定づけている印象。
特に、David BryantとMarty Holoubekが電気楽器を使う曲では、さらにその「軽やかさ」がきわ立つ。
これはもう楽器のキャラクターの成せる業でしょう。
David Bryantはアコースティックピアノとエレピを半々くらいで使い分け、Marty Holoubekもアコースティックベースとエレキベースを絶妙なバランスで行き来。
それぞれの音色が曲ごとの表情を大きく変えてゆく。
そして井上のギター。
曲によってフレーズの粗さや美しさにニュアンスの差こそあるものの、基本的なスタイルは一貫。
ガッチリとしたハードなサウンドを叩きつけ、特にテンポ速めのソロでは、その格好良さと疾走感がたまらない。
石若の独特な「かかかっ」と刻むビートは、もはや彼の真骨頂。
抜群の安定感と個性を両立させたドラミングに、否応なく惹き込まれていく。
きっと誰もが納得するはずクオリティに仕上がっているはず。

ベストは2曲めにしましょう。

"Tokyo Quartet" 井上銘 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DTP92ZGW/ )

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