"The Vibe" 治田七海

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治田七海の2枚めのリーダーアルバムです。
1枚めのアルバムの紹介は下記。タイトルが"II"ですが、これが1枚めでした。
たしか、このアルバムをリリースしたあとに渡米留学、現在もそのまま米国で活動を続けているはずです。

なので、この2枚めのアルバムのメンツはあちらの方ばかりで以下のとおり。
Rodney Whitaker, Ulysses Owens Jr.とそうそうたる面々を揃えています。
さらに、Michael DeaseとChris Minamiがゲストとしてクレジット。
Michael Deaseは師匠にあたるようです。Chris Minamiは個人的には初聴きです。
Nanami Haruta(Tb)、Xavier Davis(P)、Rodney Whitaker(B)、Ulysses Owens Jr.(Ds)
Guests:
Michael Dease(Tb)、Chris Minami(G:11)

演奏曲は、治田のオリジナルの他に、Renee Rosnes, Gregg Hill, Curtis Fuller, Christian McBride, Michael Dease, Rodney Whitaker, Alex Northの曲で全部で11曲。
1.Girlie's World
2.The Vibe
3.Algonquin
4.Toshi
5.Sister Rosa
6.Easy Money
7.Heartstrings
8.How It Goes
9.Jamerson's Lullaby
10.Woodpecker
11.Unchained Melody

冒頭6/8の可愛らしさを感じさせるテーマを持った曲からスタート
頭から2本のトロンボーンが絡むような展開だが、その音色の違いにちょっと驚く
Michael Deaseのほうがエッジの立ったサックスと勘違いしそうな音色に対し、治田の方が丸みのあるトロンボーンらしい音色といった印象
他の曲を含めて、2本のトロンボーンのアンサンブルとユニゾンとを駆使したテーマが印象的で、このユニゾンがエフェクトをかけて音が2重になっているかと聴き間違えるような見事にシンクロしたユニゾンを聴かせる曲もあり、それがものすごく格好良い
続く2曲めが明るめのノリの良い4ビート、3曲めはマイナー調でありながら豪快でビート感強めな4ビートでこういうのを聴くとジャスメッセンジャーズを思い出すw
以降、4ビートを中心に6/8とかバラードとかを交えた曲が並ぶような曲構成。
治田のトロンボーンは、前述のとおりMichael Deaseと比べてより優しい雰囲気を感じる音色で可愛らしさを感じさせつつ平易に思わせるフレーズを紡いでゆく
このサウンドが中心となるので、全体にメロディアスでたおやかな雰囲気に包まれたアルバムというのが全体の印象
ここに絡む他のメンツでは、Xavier Davisの派手ではないが痒い所に手が届くような合いの手の入れ方が秀逸で侮れないピアノが良い仕事してるなぁと思わせる

ベースがRodney Whitaker、トラムがUlysses Owens Jr.というのも非常に贅沢な起用で、当然だが良い仕事をしてくれている

ベストは8曲めにしましょう
"The Vibe" 治田七海 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DWDKQB18/ )

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