"Out There" Hiromi & Hiromi's Sonicwonder
上原ひろみの最近の活動(CDリリース)は、このSonicwonderでのものと、矢野顕子とのデュオということになるのか。
Sonicwonderの前作は2023年の下記でした。
"Sonicwonderland" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501036980.html )
メンツは前作から不変で、1曲だけボーカルが入るがこの人はゲストで良いんでしょう。
Hiromi(P,Kbd)、Hadrien Feraud(B)、Gene Coye(Ds)、Adam O’Farrill(Tp)
Michelle Willis(Vo:3)
演奏曲はすべて上原のオリジナルで全部で9曲
1.XYZ
2.Yes! Ramen!!
3.Pendulum
4.Takin’ Off
5.Out There: Strollin’
6.Out There: Orion
7.Out There: The Quest
8.Pendulum
9.Balloon Pop
16ビート32ビートが中心の速い曲を速いフレーズでタイトに演奏している曲のインパクトが大きい。
が、スローな曲をエモーショナルに奏でている曲も実はけっこうな聴きどころになっていると感じられる
程よく重厚感も感じさせるが、軽快に打音を響かせるドラムは速い曲ではよりタイトに高速なドラミングを披露。
音数も多いがそのぶんしっかりメロディアスなフレーズを聴かせるベースの存在感も秀逸
アコピエレピシンセを多様に組み合わせて多彩な音模様を魅せるのが上原のピアノ
このユニットではフロントにトランペットが入るのでバッキングでの見せ場も聴くことが出来るが、超高速フレーズからエモーショナルなフレーズまで多彩でありながらツボを抑えた演奏も聴きどころといえるでしょう
トランペットのAdam O’Farrillは、程よく熱気を持ちつつ軽やかなサウンドを響かせる
他の楽器が超高速フレーズを入れてくるところ、抑制を持ってしっかり聴かせる速度に抑えているのが全体のバランスに寄与している
3曲めだけでボーカルが入るが、中ほどまではピアノだけをバックにしっとりとした雰囲気で、途中から他の楽器が入ってきて明度が上がるような感じの展開
8曲めはピアノソロで奏でられる全面的に美しさを追求したような曲
上原らしくないとも言えるが、こういう演奏ができるからこそのあぁいう演奏ということを裏打ちしているとも言える
最後の曲のテーマがテレビのニュース番組のがテーマのような(私見)軽やかでキャッチーな曲
ベストは一番らしくないかもしれない8曲めにしましょう
"Out There" Hiromi & Hiromi's Sonicwonder (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DTKB8TCT/ )
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