"Old and New Dreams chapter.1『序』" 大友良英
大友良英のアルバムが同時に2枚リリースされました。
ひとつめがこちらで、いまや中堅の筆頭ミュージシャンになっている須川と石若を擁したトリオ。
もうひとつが、山下洋輔、山崎比呂志という重鎮をしたがえたトリオ。
いずれも2024年12月27日 新宿Pit Innでの録音で"序" が昼の部、"破"が夜の部のライブ
いずれも、Ornette ColemanのLonely Woman、Albert AylerのGhosts、大友のオリジナルであるthe sky was so beautifulを演奏しているので、メンツが代わってどう表現が変わるかが聴きどころということになる。
こちらのメンツはそういうわけで以下のとおり。
大友良英(G)、須川崇志(B,Cello)、石若駿(Ds)
演奏曲は、上述の3曲と即興。
01 Lonely Woman
02 Improvisation#1
03 Improvisation#2
04 Improvisation#3
05 Improvisation#4
06 Ghosts
07 the sky was so beautiful... Wed. Nov.18th 2022
ノイズ成分をたっぷりと含みながら奏でられる主旋律は大友の奏でるギター。
応戦するのは、フリー濃度濃いめで緊張感で追い討ちをかける須川のベースと、乱打で混沌とした雰囲気を増長させてゆく石若のドラム。
ある場面では、演奏が進むにつれて音数が徐々に削ぎ落とされていき、それによって音の隙間に漂う静寂が際立ち、張りつめた空気の中に独特の緊張感を湛えた音世界が広がっていく。
その緊張感が、聴き手の感覚を鋭く研ぎ澄ませる。
一方別の場面では、大友のギターから吐き出されるノイズが触媒となって、須川も石若も自由で奔放な即興演奏へとなだれ込み、三者三様に音をぶつけ合い、重なり合いながら、混沌としつつも高密度なエネルギーに満ちたカオティックな音の世界へと突入していく。
その対照的なアプローチが演奏全体に多層的な魅力と深みを与えている。
なかなかなヘヴィでカオスなサウンドありながら高揚感も感じられるところが、大友の音楽のもの凄いところ。
この感想はもうひとつのアルバムでも同じ
こちらのベストは6曲めにしましょう
"Old and New Dreams chapter.1『序』" 大友良英 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DYT39KPN/ )
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