"About Ghosts" Mary Halvorson
Mary Halvorsonのリーダー作を聴くのは2024年の下記以来。
"Bagatelles Vol.1" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/514841079.html )
"Cloudward" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/503077381.html )
"Bagatelles Vol.1"はJohn ZornのBagatelles というシリーズの初作としてリリースされた4枚組アルバム(https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008340837 )の1枚めを切り出して発売されたもので録音は2015年だったようなので、2024年の"Cloudward"が最新作になると思います。
が、Mary Halvorsonは、かなりの多作なので、間にアルバムがあるかもしれませんし、そもそも過去すべてを聴けてはいません。
メンツは3~4管の入った中所帯で編成、サックスがゲスト的な扱いになると思うが、とくにImmanuel Wilkinsの参加が特筆事項でしょう
Mary Halvorson(G,P:1–3,8)、Adam O’Farrill(Tp)、Jacob Garchik(Tb)、Patricia Brennan(Vib)、Nick Dunston(B)、Tomas Fujiwara(Ds)
Immanuel Wilkins(As:1,2,4,5)、Brian Settles(Ts:1,2,5,8)
演奏曲はすべてMary Halvorsonのオリジナルで全部で8曲。
1.Full of Neon
2.Carved From
3.Eventidal
4.Absinthian
5.About Ghosts
6.Amaranthine
7.Polyhedral
8.Endmost
Mary Halvorsonのリーダー作だけに、全体にドロリとした怪しい雰囲気に包まれた曲調であることは間違いないところ
おおよそ管楽器のユニゾンがテーマになっていて、そこから独特の音世界へと雪崩れ込んでゆく
ただ、拍は明瞭でリズム感はしっかりしているので、何を聴いているかどこを聴いているかと路頭に迷うことはほぼない
4曲に参加のImmanuel Wilkinsは、しっかりと時間を取ったソロを披露しているが、とくに2曲め4曲めのがテンション高く聴き応えがある
さらに4曲めでは続くAdam O’Farrillのソロもテンションの高く熱い展開が非常に気持ち良い
Mary Halvorsonのギターは、メンツが多い分だけ登場頻度は若干少なめだが、出てきた時のインパクトは相変わらず強烈。
空間を歪ませるような独特の音使いフレーズをたっぷりと駆使して独自の音世界を構築してゆく
3曲でピアノのクレジットだが、実際は電子ピアノを使用いていて、怪しさ増強系のフレーズを要所で入れ込んでくるような使い方が主
意外と目立っているのがPatricia Brennanのビブラフォンで、このビブラフォンを入れて音色のアクセントにしているMary Halvorsonのセンスも個人的には気に入っているところ
こんなところもMary Halvorson恐るべしと言わしめる所以か。
なんだかんだでこの独特の世界観は、ハマると抜け出せなくなる魅力というか魅惑というか、たっぷりと含まれていることは間違いない
ベストは4曲めにしましょう
"About Ghosts" Mary Halvorson (https://www.amazon.co.jp/dp/B0F493QF6Q )
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