"B&C, Live at A - Tribute to Shoji Aketagawa" 清水くるみ

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清水くるみさんの彼女名義のリーダー作は実は聴いておらず、Zek Trioだけを聴いています。
本作は、清水のZek Trioと並ぶレギュラーグループの作品で、たぶんこれが初アルバム
このアルバムを手に取って、しげしげと演奏曲を眺めていて、この選曲でなぜに明田川追悼なのかと少々悩んだのであるが、存命中(亡くなる2週間前)に「アケタの店」で録音され、アケタズディスクからリリースされることが追悼盤とした理由のようで、そりゃ追悼のための選曲になっていないのは大いに納得できるところと合点しました。

そのメンツは以下のとおりで、津上研太の入ったワンホーンカルテット。
清水くるみ(P)、津上研太(As)、石川隆一(B)、山崎 隼(Ds)

演奏曲は、清水のオリジナル、Charlie Parker、George Adams、Milton Nascimento、Oliver Nelson、Joe Zawinulで全部で6曲。
1.Billie's Bounce
2.Couleur de Mars (火星)
3.City of Peace
4.Cravo e Canela
5.Black, Brown and Beautiful
6.Birdland

全体に明快だったりアップテンポの曲が多く並んでいる印象。
そんななか2曲めの清水のオリジナルが多少しんみりさせるような曲調で、これを(おそらくまだある録音した曲を差し置いて)ここにおいたのが追悼の意味を込めたのではなかろうかと邪推。
全体としてはライブらしいハードで熱気をはらんだ演奏が中心となりかんり引き込まれる内容。
渾身の音出しでていねいに紡ぎだされる独特のフレーズを紡ぎだす津上のサックスがフロントを担えば、エレガントなフレーズを力強いタッチで奏でる清水のピアノが存在感をたっぷりと見せつける。
そしてバックアップは、シンバルでテンポキープしながらスネアとタムは自由度の高い打音を響かせる山崎のドラムに、しっかりとリズムキープをしながら重厚なサウンドでよく弾むベースを奏でる石川が担う。
双方ともソロをとる曲もしっかり用意されていて、このあたりのバランスもしっかり考えられている。
ラストのBirdlandでは、オーディエンスまでも巻き込んでリフの合唱になだれ込む展開で、これはちょっと驚く。
が、この一体感をもたらしているのは「アケタの店」の魔力みたいなものなのだろうか

ベストは3曲めでしょう

"B&C, Live at A - Tribute to Shoji Aketagawa" 清水くるみ (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FDR3DCMN/ )

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