"Small Lives" Havard Volden
havard Voldenというギタリストは、これが初聴きになります。
ざっと調べると1980年生のノルウェー人で実験音楽、即興音楽みたいな活動が主。
リーダー作は過去に2枚リリースされていたようです。
なんとなく気になって買ってみたというのが本当のところ。
メンツは以下のとおりで、どの名前も記憶にないので皆さん初聴きの面々になります。
havard Volden(G)、Guoste Tamulynaite(Syn)、Adrian Myhr(B)、Jan Martin Gismervik(Ds)
演奏曲はすべてhavard Voldenのオリジナルで全部で6曲。
1.Seedling
2.Soaring
3.From Dirt
4.Small Lives
5.Dog Happy
6.Oryzae
通奏的に鳴り続ける電子音に、アクセント的に鳴らされるドラムによる打音、とくにバスドラの低音がよく響く、そこに浮遊するように鳴らされるギターが乗っかるという構図の1曲め。
4つ打ちのハイハットにスネアを合わせる単純なドラムビートを基にしてノリよく掻きらされるギターと、バックには電子音がキュイーンと鳴っている2曲め。
延々と淡々とした同じペースで鳴らされるギターに、ドラムと電子音とが加担するミニマルな音が高揚感を高めていく3曲め。
ハイハットによる単調なリズムに揺蕩うようなギターがのっかり、そしてここでも電子音が独特な雰囲気を組み入れてくるタイトル曲の4曲め。
全体を通して一貫性みたいなものは感じられず、どういうコンセプトか。
どうやら、シンセサイザーとギターとのコラボレーションの中での実験的なことをいろいろ演っているアルバムということらしい。
なので、無機的だったりビートミュージックだったり、聴きやすい曲と聴きにくい曲とさまざまな要素が混在し、百花繚乱的なアルバムになっている。
なんとなく、聴くだけの側でなく、演奏する側でもなく、作り上げてゆく側の人が聴いて面白がるような内容というふうに聴いたがはてさて
ベストは2曲めにしましょう
"Small Lives" Havard Volden (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FB9KKDWT/ )
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