"Without Further Ado Vol 1" Christian Mcbride

2_774.jpg
Christian Mcbrideのリーダー作で、タイトルにVol.1とあるので、追ってVol.2が出てくるんでしょう。
近作は、New Jawnというバンド名の下記作
Inside Straight というバンド名の下記作
 "Live At The Village Vanguard" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485135841.html )
BigBand作は、2019年に下記作が出ている。
 "Movement Revisited: A Musical Portrait Of Four Icons" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473723772.html )
本作はBigBandに曲毎に多くのヴォーカリストを迎えた作品です。

メンツは以下のとおり、前作と管楽器の主要メンバーは同じようですが入れ替わりも結構あります。
Christian McBride(B)、Xavier Davis(P)、Rodney Jones(G)、McClenty Hunter(Ds)
Frank Greene(Tp)、Freddie Hendrix(Tp)、Nabate Isles(Tp)、randon Lee(Tp)
Michael Dease(Tb)、James Burton III(Tb)、Steve Davis(Tb)、Max Seigel(BTb)
Steve Wilson(As,Ss)、Todd Bashore(As,Fl)、Ron Blake(Ts)、Dan Pratt(Ts)、Carl Maraghi(Bs,Bcl)
ゲストのヴォーカリストは以下のとおりで、そうそうたる面々の名前が並ぶ。最初がStingなのは驚愕。
Sting(Vo:1)、Andy Summers(G:1)、Jeffrey Osborne(Vo:2)、Samara Joy(Vo:3)、Jose James(Vo:4)、Cecile McLorin Salvant(Vo:5)、Dianne Reeves(Vo:6)、Antoinette Henry(Vo:7)

演奏曲は、Bobby Timmons, Cole Porter, Carole King等スタンダードを中心としたもの。
1. Murder By Numbers
2. Back In Love Again
3. Old Folks
4. Moanin'
5. All Through The Night
6. Will You Still Love Me Tomorrow
7. Come Rain Or Come Shine
8. Op. 49 Cold Chicken Suite, 3rd Movement

本作は、ビッグバンドを基盤に曲ごとに異なるボーカリストが客演する構成となっている。
おおよその楽曲で、アレンジはボーカリストが自然に主役となるよう仕立てられており、楽器陣が前面に出るのは、主にボーカルに対して合いの手を入れる管楽器のパート、もしくはしっかりと奏でられる間奏での演奏。
こうした間奏こそが、ビッグバンドサウンドの真骨頂といえるだろう。
リズムセクション(ドラム、ベース、ピアノ)はもちろんバンドの一員だが、そもそもこの土台がしっかりしていなければ全体は成り立たない。
本作では、その基盤が終始躍動感に満ち、確かなノリと高いテンションでリズムを刻み続けている。
Christian McBrideのリーダーシップのもと、演奏が生半可なものになるはずがないことは明白。
ボーカリスト陣はいずれも実力者揃いで、主旋律の歌唱は圧倒的な求心力と迫力に満ちている。
ただし、ボーカルによるアドリブがやや控えめに感じられる場面もあり、これは聴き手の印象による部分かもしれない。
実際には、アドリブが非常に自然に織り込まれていてシームレスに流れている可能性もある。
もっとも、アドリブ的な要素をビッグバンドの演奏側がしっかりと担うことで、「Christian McBride Big Band」としての存在意義を強く示しているとも考えられる。
ベース・ソロはもちろん、曲ごとに登場する管楽器のソロも聴きどころのひとつであり、これを聴かせたいという明確な意図が感じられる作品である。

ベストは、完全に個人的に嗜好に基づいて1曲めです

"Without Further Ado Vol 1" Christian Mcbride (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FFRGN229/ )

この記事へのコメント