"如意ン棒~ぜんぶ、流れ星のせい~" 纐纈之雅代

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纐纈さんのアルバムを聴くのは2022年の下記作以来。「纐纈之雅代」と改名してからのアルバムは初となります。
彼女のサックスのある種の強さがちょっと重たく聴こえ、個人的には頻繁に積極的に聴きたいものではない(ゴメン)ことが多いんですが、巷の噂では実力はメキメキ上がってきているらしいので、聴けるときは聴いておきたいってことでこれは聴かせてもらっています。

メンツはピアノレス、ギター入りのカルテットで下記面々。
纐纈之雅代(Sax)、潮田雄一(G)、落合康介(Bass,馬頭琴)、宮坂遼太郎(Per)

演奏曲は、纐纈のオリジナルが6曲、集団即興が2曲、に有名曲が2曲(1,4)で全部で10曲。
1.St. Louis Blues
2.如意ン棒 OUT
3.あやめ
4.Lonely Woman
5.煩悩という名の扉
6.ひかりのぼくら
7.へび使いごっこ
8.如意ン棒 IN
9.月と海
10.Beatnik

ギターのイントロから始まるが、これだけだとこの後どうなるか判らない不安感からのオープニング。
そんなところから、力強いドスの効いたサックスが怒涛の如く響き渡ると、あぁぁの纐纈さんの音だと頭に蘇ってくる。
前半は、1曲めのSt. Louis Bluesとか4曲めの.Lonely Womanとかスタンダードを含むしっかり曲の体裁のある選曲が多めに始まる。
が、徐々に即興の比率が上がり、よりカオスな状況に突入してゆくところは、それこそが真骨頂であるのが自明なのでワクワク感しかない。
7曲めはタイトルの通り、あの笛を模したサックスを前面に配した即興が前面に出た曲。
後ろの馬頭琴とパーカッションが、怪しい雰囲気を増長していて、全体として「蛇使い」の怪しさが出ていて楽しい。
9曲めは、ギターが琴の音色で和楽(雅楽)な雰囲気を醸すが、サックスが音色こそ違うが尺八的なサウンドを入れてくるような感じだが、正直なところ纐纈節炸裂で和楽(雅楽)な雰囲気を(良い意味で)破壊していくところが痛快な作品というのがあっていると思う。
最後の10曲めは大絶叫大会のフリーな演奏で締めくくられる。

ベストは3曲めにしましょう

"如意ン棒~ぜんぶ、流れ星のせい~" 纐纈之雅代 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPBNWHXB/ )

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