"Volume I" Matheus Nicolaiewsky
Matheus Nicolaiewskyという人を聴くのはこれが初で、これは完全にメンツ買いで、お目当ては Yotam Silberstein。
Matheus Nicolaiewskyのことを少し調べると、ブラジル生まれでオランダで活動しているベーシストとのこと。
本作はブラジルを代表する作曲家たちの作品をカヴァーした作品で、ブラジルへのリスペクトを表しているもの。
メンツは上述のとおり、Yotam Silbersteinを擁したギタートリオ編成。
Kiko Freitasはブラジルのドラマーで、Pedro Martins, Paula Santoro盤にも参加していた人。
Matheus Nicolaiewsky(B)、Yotam Silberstein(G)、Kiko Freitas(Ds)
演奏曲は、Djavan, Caetano Veloso, Antonio Carlos Jobim, Ivan Linsらの曲を演っていて全部で9曲。
1 Samba Dobrado
2 Coração Vagabundo (Live Version)
3 Tati, the Girl
4 Batendo a Porta
5 Without You
6 Peteca's Game
7 Te cuida Jacaré
8 Abre Alas
9 A porta
ブラジル音楽なのでサンバとか固有のリズムを持った曲が並ぶが、そんなリズムをドラムはストイックに刻み続ける。
特段に目立つような振る舞いはせずに堅実なドラミングを聴かせているのはブラジルのミュージシャンならでは。
もっとも7曲めは冒頭からソロを披露しているので、堅実なだけの人ではない証明はできている。
フロントはYotam Silbersteinのギター。
あまりブラジルのミュージシャンのような音使いを駆使することはなく、Yotam Silberstein自身のサウンドを前面に出したような演奏。
ただ、音色は一貫させておらず、2曲めとかカートを意識しているんじゃないかと勘ぐりたくなる場面があったりする。
ベースのMatheus Nicolaiewskyがリーダーなので、低音での下支えだけではなく、ギターとフロントを分かち合うような場面が多々登場する。
曲によりエレベとアコベを使い分けていると思うがソロもそれぞれでとっており、いずれも曲と演奏がマッチした使い分けをしている。
ドラムがあまり派手なふるまいをしていないからか、全体に上品なサウンドに仕上がっていて心地良くブラジルサウンドに浸れる作品に仕上がっている。
ベストは9曲めにします。
"Volume I" Matheus Nicolaiewsky (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DYDGZQ6N )
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