"Introducing" Brandon Suarez
タイトルを見てもわかる通り、これは初リーダー作。
自blogを漁ってもBrandon Suarezの名前は出てこないので、満を持して、ではなく早々にリーダー作を出せたという人材だと推測。
通常、鳴り物入り的なデビューアルバムの場合、有名ミュージシャンとかがサイドに入って華を添えるというパターンが多い印象だが、本作はレギュラーグループなのか自分が名前を知っているような面々ではないところを揃えている。
かくいうメンバーは以下のとおりのワンホーンカルテット編成。
Brandon Suarez(Ts)、Tyler Henderson(P)、Caleb Tobocman(B)、Jacob Smith(Ds)
演奏曲は、ジャズメンオリジナルを中心としたもので、本人のオリジナルは入っていない。
1.Reets & I
2.Manhattan
3.Sunday
4.I'll Never Be The Same
5.Barbados
6.Will You Still Be Mine
7.I've Grown Accustomed To Her Face
8.Love Thy Neighbour
9.Stairway To The Stars
10.They Say It's Wonderful
4ビート中心の、ごくごくオーソドックスなハードバップを基調としたようなサウンドが全体像。
2曲めのバラードとかサブトーンこそ出てこないが、ほとんどそれに近いような渋い音色を駆使した演奏で、こんなのが好きな人が聴いたら悶絶するんじゃないかという雰囲気たっぷりの演奏を披露している
Jacob Smithが安定したドラミングで4ビートをしっかりとキープすれば、Caleb Tobocmanのベースはウォーキングをきっちりキメて4ビートのリズムをきっちり補完する。
いずれも、派手な立ち回りとか、凝ったフレーズを使うような感じではなく、真っ当な演奏をしっかりとこなしてゆくスタイルで、これがあるから本作が成り立っていると言っても過言ではない。
Tyler Hendersonのピアノがブロックコードを多用した演奏で、往時の雰囲気をより感じさせるようなサウンドで、さらに演奏を盛り上げる。
Brandon Suarezのサックスは、往時のゴリゴリのジャズを聴いているかのような、澱みなく丁寧なフレーズを骨太なサウンドで吹きまくる。
全体としても、ハードバップの豪快さと陽気さを合わせ持ったご機嫌なサウンドで満足度は高い
ベストは10曲めにしましょう
"Introducing" Brandon Suarez (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FG4B86VR/ )
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