"飛車角カルテット" James Macaulay
本作は石若駿の参加を見つけ、配信があるのが見つかったのでそれで聴いていますが、これは2018年にリリースされたもの。
リーダーのJames Macaulayはオーストラリア人で、このアルバムにも入っている、Marty Holoubek, Niran Dasikaらの演奏仲間で、この両名が石若との共演歴が多いことから、最近は日本に拠点を移している模様。
自blogを漁ると、参加作が出てきまして、Aaron Choulaiの"Vada Taudia" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64286115.html )、西口明宏の"Fotos" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/486278044.html )がありました。
このAaron Choulaiとのアルバムが、石若駿, Marty Holoubek, James Macaulayの出会いのタイミングだったようです。
で、最近新作が出ています。
"Happy Sad" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FY5Q18H3/ )
メンツは上述のとおり、オーストラリアの人と石若とのピアノレスのカルテット。
James Macaulay(Tb)、Niran Dasika(Tp)、Marty Holoubek(B)、Shun Ishiwaka(Ds)
演奏曲は、James Macaulayが4曲, Marty Holoubekが4曲, Niran Dasikaが3曲のオリジナルで全部で11曲、
1.Elbow River
2.The First Proxy
3.Fear of Telephones
4.Toyocho Where I Keep
5.Let Others Be The Judge
6.Himawari
7.The Land Without Rice
8.Just Came Out of Tecoma
9.New Waltz Instead of Breakfast
10.Snack Bar
11.Sunset of Dissolution
冒頭、2管のアンサンブルでのテーマのあとが、ベースソロという、通常から考えると異例な展開。
これは、このアルバの核がMarty Holoubekであるということを暗示していると邪推したが..。
この冒頭曲は明るさか立ったものだが、2曲め以降は少し陰を感じさせるような曲調がずっと続く
リーダーを含む2管が、テーマのアンサンブルも盤石だし、ソロにおける即興もしっかり澱みなくこなしているし充分にクオリティの高い演奏ではある。
が、特段に強いインパクトを感じさせるわけではないというのは比較対象が悪すぎるからの印象に過ぎない。
本作ではドラムとベースが凄すぎて、どうしてもそちらに耳が持っていかれてしまうのは、個人的嗜好もあると思う。
ベースの創造性豊かなフレーズと、力感を感じさせる音色のインパクトの強さが際立っている。
それにも増して、多彩かつ変幻自在なサウンドを振り撒く石若のドラム
こんな演奏と比較されてしまうと、フロントの2管の影も薄れるというのが正直なところ(個人的嗜好もあると思う。)
アレンジ的にも、上述のとおりベースを重視しているし、ドラムもゆったりの曲では出番が少なく、すべての曲で本領発揮というわけではないが、強烈なインパクトのあるドラミングで満足度は高い
ベストは1曲めにしましょう
"飛車角カルテット" James Macaulay
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