"Natural Solution" 森田修史

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森田修史の個人名義としては2枚めになる(はずの)リーダー作です。
前作は昨年リリースされた下記
活動歴から考えれば、昨年の初リーダー作は満を持してという認識でしたが、2作めがこれほど間を置かずにリリースされるのは、ちょっと驚きです。

前作のメンツは3人のピアノ、4人のベース、2人のドラムという多くのミュージシャンをとっかえひっかえして作られていました。
本作は、ピアノこそ2人いますが、おおむね固定化されたメンツで作られています。
最近のライブスケジュールとかを確認すると、この面々がレギュラーグループかそれに近い陣容ということで良いと思います。
森田修史(Ts)、大口純一郎(P:1-5)、魚返明未(P:6-10)、落合康介(B)、中村海斗(Ds)

演奏曲は、森田が3曲, 大口が1曲, 魚返が2曲, 落合が3曲のオリジナルにCandido Ademirで全部で10曲
1.New Moon
2.Snowy Egret
3.On The Verge Of Hope
4.Baião Para O Sul
5.Natural Solution
6.Yuaan Yuyoon
7.Jade Meditations
8.Dancing Earbuds
9.Momo Wandering
10.Toge

ちょっとクセがあるが美旋律ではあるテーマをミドルテンポくらいで奏でる曲が大半を占めている。
4曲めがラテン調の曲で、これが一番ノリの良さを感じさせる
こういう曲ではドラムが映えるが、若手の名ドラマー中村海斗がしっかり満足度の高いドラミングを聴かせている。
森田のソロは、いつもの粗めな音色を駆使した熱気を孕んだものから、よりスローな曲での丁寧に音を紡いでゆくようなものまで、表情豊かな演奏を楽しませてくれる。
前作からあまり時をおかずに新作を出したのは、自身の懐にたっぷり持っている表情の違う多彩なサウンドを、この時点で出し切りたいという欲求が出てきたからなんであろうと邪推するが..。
前半のピアノは大口が担うが、こちらは優しく美しくを信条に森田のサウンドをサポートしていくような振る舞いをみせる。
後半の魚返は、エレガントな中にも熱気を感じさせるような演奏が中心になっていると感じられるが、後半の曲のほうが色んな意味でアバンギャルドな気配が出ているのは、魚返のスタイルにあった選曲と曲調になっているのではないかと思われる。
7曲めがエバンスのJade Visionを彷彿とさせるベースラインの曲で、タイトルからしてモチーフにした曲なんでしょう

ベストは5曲めにします。

"Natural Solution" 森田修史

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