"From Then Till When: 現在、過去、未来" Francesco Cafiso
イタリア人のジャズで出たら買いしているのが、このFrancesco CafisoとStefano di Battistaの2人なのですが、両名ともここのところ名前をあまり聞かなくなったような気がしています。
おそらくですが、時代の流れで配信が主流になっていること、円安が長いこと、などから欧州ジャズのCDがあまり日本に入ってきていないというのも一因にあるんじゃないかとも思っています。
本作は、2025年4月にヴィーナスレコードからリリースされたSACDとのハイブリッド盤ですが、値段が5,000近くと高額だったため、購入を躊躇していたもの。
先日、中古で少しですが安く買えるタイミングがあったので、そこで購入しています。
Francesco Cafiso は2005年の"NEW YORK LULLABY"から数枚ヴィーナスレコードでアルバムをリリースして、一世を風靡していたのですが、これは20年ぶりの凱旋リリースということのようです。
参考に、これまで紹介したFrancesco Cafisoのアルバムを一覧しておきます。
"Very Early" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62003022.html )
"Concerto For Michel Petrucciani" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61302712.html )
"NEW YORK LULLABY" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a19968033.html )
"Happy Time" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a36536557.html )
"Seven Steps To Heaven" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a38265293.html )
"Portrait In Black And White" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60183839.html )
"Angelica" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58472111.html )
"Travel Dialogues" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62711583.html )
"Jazz Italiano 2006" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64009807.html )
"We Play For Tips" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64468291.html )
"Irene Of Boston" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/481404399.html )
メンツはワンホーンカルテットで、そのメンツはNYで最近メキメキと頭角を現してきている3人。
Francesco Cafiso(As)、Sullivan Fortner(P)、Philip Norris(B)、Willie Jones III(Ds)
演奏曲はいわゆるスタンダードが並んでいるが、これはヴィーナスレコードのレーベルカラーからして大いに納得の選曲。
1.Ornithology
2.I Thought About You
3.Limehouse Blues
4.What Is This Thing Called Love?
5.Prelude to a Kiss
6.I'm Confessin'
7.Cherokee
8.Corcovado
9.Body and Soul
制作のレーベルからして、モダンジャスの王道な4ビート、ハードバップとラテン調とバラードといった選曲が並ぶのは想定済み
Francesco Cafisoの、軽快かつ明るい、そして多少のユーモアすら感じさせる、湿めり気をまったく感じさせないサウンド
それでいてバラードでの、とろけるような甘い音色なんてのも披露していて、まさにイタリアのジャズミュージシャンらしいサウンドをしっかりと聴かせてくれる
これが目当てで買っていると言っても過言ではない
そこに、メロディアスでありながら、粒立ちよくコロコロとしたタッチでよく歌うフレーズを奏でる、Sullivan Fortnerのピアノが絡みつくようにしっかりと合いの手を入れてくる
リズムも、4ビートではよく跳ねるウォーキングを、しっとりな曲では丁寧な運指で低音を響かせるベース、軽快な推進力で全体を牽引していくドラムと、こちらも盤石な布陣
まったくもって外れない、王道であり、たっぷりとFrancesco Cafisoを楽しめる作品であります。
ベストは、3曲め
"From Then Till When: 現在、過去、未来" Francesco Cafiso (https://www.amazon.co.jp/dp/B0DXK4NVBY/ )
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