"Dream Archives" Craig Taborn

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Craig Tabornのリーダー作を聴くのは2013年の下記以来らしい。
そんなに聴いていないのか!? と自分で驚いている。
決してCraig Tabornのリーダー作が出ていなかったわけではなく、ざっと調べてecmとTzadik等々から5~6作くらい出ているのが見つかる。
このあたりは、なんだかんだで縁がなかったんでしょう。
もっとも参加作はたくさん聴いていて(だから、リーダー作が久々なのに驚いた)、近作では、Chris Potterの “Got The Keys To The Kingdom" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499174050.html )とか、昨年の話題作である"Trio Of Bloom" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/519103563.html )と良いアルバムにしっかり参加している。

本作は、Craig Tabornのピアノに弦楽器と打楽器を加えたトリオで、普通にピアノトリオな楽器構成にみえるが、弦楽器は高音域に寄り、打楽器はドラムだけではない
Craig Taborn(P,Kbd,electronics)、Tomeka Reid(Vln,Cello)、Ches Smith(Ds,Vib,Per)

Craig Tabornが4曲に Geri Allen, Paut Motianで全部で6曲。
1.Coordinates for the Absent
2.Feeding Maps To The Fire
3.When Kabuya Dances
4.Mumbo Jumbo
5.Dream Archive
6.Enchant

無調でドロっとしたほぼ即興的に、単調なフレーズが続くミニマルな展開が挟まってくるような感じで演奏が進行してゆく
もっとも、ときおりではるがピアノと弦楽器がユニゾンになる場面があるので、まったくの即興ではなく、ある程度はテーマというか譜面が準備されているというのは間違いないでしょう。
全体としては、ピアノ、弦楽器、ヴィブラフォン、ドラムなどの響きというか余韻をしっかり利かせていて、そこが聴きどころと感じられる。
この音の余韻の機微に魅力を感じられれば、この音楽をたのしめているんだと思うが、総じて難易度は高めなサウンドということにはなるんでしょう。
上で即興的と書いているが、ジャズらしさはほぼ感じられず、フリージャズというよりは現代音楽といったほうが正解のような気がする。
が、曲によってはCraig Tabornが操る電子音が追加されて異色感をところが一筋縄ではいかせないところ。
余韻を重要視しているところとか、この現代音楽的なサウンドと、さらにひと癖加えてるってのも、ecmから出ていることを考え合わせるとなんか納得できる。

ベストは、展開が過激な3曲めにしましょう。

"Dream Archives" Craig Taborn (https://www.amazon.co.jp/dp/B0G5232T5D/ )

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