"魚返明未&井上銘II" 魚返明未、井上銘

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魚返明未と井上銘のデュオの2作めがリリースされました。
1作めの紹介記事は下記
しかし、まさか2作めがでるとは思いませんでした。
もともと演奏の方向性が同一ベクトルという気はしていなかったんですが、前作では良い具合に化学反応が起きたということだと思っています。
ただ年を経るにしたがって、やっぱり方向性の違いが広がって再演には至らないだろうなと漠然と感じていたので、
2作めのリリース情報を聞いたときはちょいとびっくりした。

メンツは
魚返明未(P)、井上銘(G)

演奏曲は、魚返が8曲, 井上が3曲のオリジナルを持ち寄った全部で11曲。タイトルを見ればどれが誰の曲かは一目瞭然。このタイトルのつけ方にも方向性の違いが垣間見れる(偏見)
1.うつろな街
2.ゆらゆら
3.Light Grey Variations
4.Puppet Dancing 1
5.Puppet Dancing 2
6.グラサン
7.影のつづき
8.向こう岸
9.鉛色の鐘
10.陽射し
11.May3rd

魚返の書くはじめの2曲は叙情的な作品。
ドラムが入らないので、しっとりした曲をよりしっとりと聴かせる。
続く井上の曲は、もう少しポップな響きという印象。
どちらかがフレーズに響きを強調させると、もう一方も響きを効かせたフレーズで呼応するような音色を寄せた流れと、幻想的な音にパルシブな音で応えるような音を対峙させるような流れとが、有機的に現れては消え、消えては現れるようなサウンド
一方の奏でるフレーズに寄り添うようなバッキング、ユニゾンで奏でる主旋律。
それぞれが、魚返の美意識を存分に感じさせ、それに呼応した井上の美旋律も加わって、固有の音世界を構築してゆく
上述のとおり2人の方向性はぴったり合っているとは思っていないが、それでもここで聴けるサウンドは稀有な化学反応が起きたように見事に極上なサウンドになっている。なるんですよね。

ベストは8曲めにします。

"魚返明未&井上銘II" 魚返明未、井上銘 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0GCN4R356/ )

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