"Twio Vol.2" Walter Smith III
Walter Smith IIIの"Twio"の2枚めのアルバムです。
1枚めは2018年にリリースされていて、その紹介は下記
Walter Smith IIIのユニット名というかシリーズ化されているアルバムは他に"In Common"というのもありまして、その紹介は下記のとおり。
こちらは過去に3作出ています。
"In Common" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64746379.html )
"In Common 2" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475959127.html )
"In Common 3" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/490034893.html )
両シリーズではないものでは2023年に紹介している下記があります。
"Return To Casual" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499736931.html )
Walter Smith IIIのレギュラーユニットはこういうタイトル付けなのかと勘繰りましたが、この"Twio"は前作から継続して入っているメンツはおらず、サックストリオでベースを2人起用、サックスが客演というスタイルが"Twio"なんですかね。
"W"がダブルをあらわしていて、"Trio"の発展形のような名付ってことなのかもしれません。
ということで、ベースが2人、サックスが客演するメンツは以下のとおり。
Walter Smith III(Ts)、Kendrick Scott(Ds)、Joe Sanders(B:1,2,3,5,8)、Ron Carter(B:4,6,7,9,10)、Branford Marsalis(Ts:4,10)
演奏曲は、Walter Smith IIIのオリジナルが1曲に、Thelonious Monk, Carla Bley, Wayne Shorter, Kenny Dorham, Ellis Marsalisに、Duke Ellington等のスタンダードを入れた名曲揃い
1.My Ideal
2.Circus
3.Light Blue
4.Casual - Lee
5.Lawns
6.I Should Care
7.Fall
8.Escapade
9.Isfahan
10.Swingin' at the Haven
Joe Sandersの力強く躍動的にビートを刻むベースに、音数は多めだがあまりやかましさに繋がっていないKendrick Scottのドラム。
この両者が繰り出す強力無比なリズムが、全編にわたって良い感じに演奏を鼓舞する。
ベースが、Ron Carterに代わる曲では、ベースの躍動感は若干落ちるが立ち回りは派手めだが、それでいてがっつり下支えする役割はしっかりこなしている。
そんなリズムにのって演奏されるのが、4曲めがタイトルからも想起できるようにLee Konitzのサウンドを元にした曲、5曲めがカーラプレイの名曲、7曲めがwayne shorterのこれまた超名曲、さらに9曲めにDuke Ellingtonのいわずもがなな名曲と、個人的にも好きな曲がずらりと並んでいるので、これがなおさらにたまらない。
Walter Smithが、抑制を利かせながら豪快かつストイックに吹き鳴らすサックスで紡ぎだされる名曲のフレーズが、これはもう見事としか言いようがない。
4曲めと10曲めではBranford Marsalisが客演するが、高めに合わせたテンションでの共演、競演を魅せていて、これがまた見事な演奏で聴き惚れてしまう。
ベストは10曲めにしましょう
"Twio Vol.2" Walter Smith III (https://www.amazon.co.jp/dp/B0GC35HKSG/ )
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