"Koln Concert Live At Kasumicho Ongakudo" 山口ちなみ
本作は、ライブ盤のほうです。
これの元となる下記が出たときには、いろいろざわつきました。
"The Koln Concert" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FT7M5KK6/ )
これの大元となるKeith Jarrettの"The Koln Concert" (https://www.amazon.co.jp/dp/B091LFM1HC/ )は完全即興で演奏されたものなので、それを譜面化したものを忠実に演奏したものはそもそもジャズではない、というところからはじまって..。
奏者の山口さんもクラシック畑の人で、彼女的には一つの挑戦としてその譜面に取り組んだのは悪いことではないと思う。
それを商品としたのは、寺島レコードからのリリースなので寺島さんってことになるが、寺島さんならさもありなんと。。。
とはいえ、ちょうど同タイミングで映画「1975年のケルンコンサート(https://www.zaziefilms.com/koln75/ )」が公開されたこともあり、一部では賛否含み超話題になってました。
売り上げも相当なものだったようだし、予定通りライブ活動も行っているもよう。
本作は、そのライブを収録したライブ盤であります。
個人的にも買うつもりはまったくなかったのだが、新譜会(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/520365054.html )の余興には良いだろうということで買い込んできたもの(動機不純陳謝)
演奏者は
山口ちなみ(P)
曲は
1. Köln, January 24, 1975 Part I
2. Köln, January 24, 1975 Part IIa
3. Köln, January 24, 1975 Part IIb
4. Köln, January 24, 1975 Part IIc
最初に、Keith Jarrettの"The Koln Concert"は偉大であるということを先に書いておきます
映画も先日見てきましたが、このサウンドを、あの体調、環境で作り上げたことに敬意と賛辞とを表します
ここで奏でられているのは、ケルンの録音を譜面化したものをクラシックのピアニストが譜面通りに演奏しているという前提であることを、先に明確にしときます。
で、本作は見事に譜面に記された印象的なフレーズは再現しています。
ライブなので、多少の、意図的か譜面忘れか気まぐれか、記憶にあるケルンとはちょっと違う断片が見え隠れしている気がするが、これは気のせいなのか自分の記憶が曖昧なのかは、細かく詮索しないことにしときます。
この程度はご愛嬌ってことで、ケルンの完全再現のライブとしても充分許容できていると思います。
さすがに譜面は存在しているから、ほとんど迷いを感じさせない確固たるタッチですべてを弾ききっているが、しっかり聴かせる演奏をしているのは見事と言えるんじゃないかと思います。クラシック音楽としては
バッハも即興の多い人だったそうなので、クラシックを解する人はもしかしたらリアルタイムでバロックの頃の曲の生い立ちを目の当たりにできているのかもしれないと考えるとちょっと楽しい(大げさ)
ボーナスディスクもいただいてますが、こちらの曲は、美しい演奏ではあるがあまりドラマチックな感じではないかなと感じられるので、・・・そういうことです。
これはベストを決めません。
"Koln Concert Live At Kasumicho Ongakudo" 山口ちなみ (https://www.amazon.co.jp/dp/B0GH899RTK/ )
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