"Live at STUDIO Dedé Tokyo" 須川崇志 Banksia Trio
Banksia Trioは、これまで4枚のアルバムを発表している。
その紹介記事は以下のとおり。
"Time Remembered" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473722748.html )
"Ancient Blue" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/481404452.html )
近々、新作が出ることが発表されたが、その情報を漁っていたところ、配信の音源がミニアルバムとしてあるのをみつけ、慌ててしっかり聴き込んだ次第。
で、新作が出る前にということで、ちょっと早めに紹介をば..。
ちなみにこの音源、2021年に公開されてたようです。
メンツは、当然ながら不変です
Banksia Trio
須川崇志(B)、林正樹(P)、石若駿(Ds)
演奏曲は、Jimmy Van Heusen, Ayub Ogada, Fumio Yasuda, Masaki Hayashiで全部で4曲
1. The Last Dance
2. Kothbiro
3. Song of Nenna
4. Doppio Movimento
ゆったりめなテンポのスウィートなサウンドの曲からスタート
タメを利かせたピアノがブルースな雰囲気を感じさせる。
しっとりとした低音で支えるベースと、シンバルを中心に彩りを添えるドラムとの3者のコンビネーションが見事
2曲めは、石若のかき鳴らす鳴り物が、波が浜辺の砂を流してゆくように聞こえるところからスタート。
中東な雰囲気が滲み出てくるような曲調を基本にして、冒頭はおとぎ話のような旋律で、そこから徐々にアグレッシブさも感じさせるノリの良いサウンドに移り変わってゆくような進行を見せる
ピアノとともに須川のエレベによる高音域を使った演奏とがフロントを分け合い、さらにピアノの弦を直接指で叩く(ような)音、たぶんチェロだと思うが(バイオリンのような)高音域だけでのアルコ弾きなんていう荒技まで入ってきて、雰囲気ががらりがらりと変化してゆく
3曲めは、4拍子なのはわかるが、拍を数えたくないくらいゆったりとしたテンポで奏でられる美しさを感じさせるような曲
ゆったりとしたピアノが主体となった前半からベースのアルコ弾きが主体となる展開で、ノリの良い演奏になるパートがあったり、フリーに陥るような場面があったり、大仰なサウンドが飛び出たりと、脈絡がないというか、筋書きがないというか、散文的というかそんなイメージを感じさせる
4曲めも石若の鳴らす鐘を主体とした鳴り物が打ち鳴らされる冒頭から、ベースとドラムの擦過音が鳴り響き、続いていろいろな打音を散りばめたような音の洪水へと変化してゆく。
これもそういう意味では散文的なサウンドってことになるんでしょう。
Banksia Trioらしい多種多彩なサウンドが4曲に凝縮されているが、全体に地味めな感じがするから、この音源を中心にアルバムには至らなかったのかなと邪推してみたり
ベストは1曲めでしょう
"Live at STUDIO Dedé Tokyo" 須川崇志 Banksia Trio
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