art blakey & the jazz messengers "THE BIG BEAT"

たしか、ジャズメッセンジャーズにショーターが参加した1作目だったかと思います。
"THE BIG BEAT"(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=878803)

ショーターが参加するグループは、必ずショーター濃度が何%かというのが、話題に登ります。
Miles Davisの黄金5も、hancock濃度*%、tony濃度*%、shorter濃度*%なんてのは、アルバム毎に
必ず書いてあります。
weather reportも同様に、zawinul濃度*%、shorter濃度*%という記述がありますが、WRの場合は
アルバム毎の濃度をグラフにすると、なかなかおもしろかった記憶があります。
jazz messengers盤は、濃度を%表記された文章はありませんが、やっぱり濃度を意識した文章というのは
当然のように、たくさんあります。
それだけ、ショーターの個性を源とする影響力というのが、わかりやすく影響度の高いものだったということが
わかります。
※お判りとは思いますが、ショーター濃度が言及されてる文は、数多あれど濃度を記述してある文章は
 ありません。念のため

さてこの盤ですが、ショーターの録音された作品の中ではかなり初期に当たるということで、個性の確立が
完全ではないと思われること。
若造が大親分の下で初仕事をしているということで、親分を立ててあまりでしゃばっていない可能性もある
(そうは言っても、3曲(オリジナル盤だと半分)もショーター作品が取り上げられてますけど)
ということで、あまり、ショーターでございます。的な音色、フレーズを堪能できるという感じではありません。

と、ショーター中心で書いてみましたが、他のメンツも凄い人だらけなので、普通にjazz messengers盤として
充分楽しめるクオリティにあります。jazz messengers盤の紹介文であまり俎上にのらないですけど、
もったいないですねぇ.. (自分も、最近購入なので。。。)

個人的には、4曲目にどうしても耳がいってしまうのが... いい曲だと思います。"dat dere"

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