Joki Freund Sextet "YOGI JAZZ"

この盤も、"幻の名盤"として、以前から有名だった盤です
このジャケットって、もう随分前から、書籍で見ていたですが、実物は全然見たこと無いという、
本当に幻だったんだと思います。

で、澤野さんの執念が、CD化を実現しまして、ようやく発売されたという逸品です。
が、往年の欧州ジャズ こりゃ即買いだ と思っている反面、でもなぁと思っている部分もあって、
すぐに購入には、実は至りませんでした。
どうしようかなぁ、どうしようかなぁ。と思っているうちに、ちゃんと中古が出てくるわけです(笑)
良品はさすがに2000位とあまり安くなっていないのですが、盤質悪い盤が約半額で置いてあるのを見つけて
・・・・安い方を買ってきました (^^;;

演奏は、ツインベース編成が特徴的ということで、最初からベースラインを抑えるベーシストと、
低音で好き勝手やってる低音とでうねうねやっている上で、2管が結構オーソドクス(でも、結構カッチリと
した固めの演奏で、ドイツ?と思ったら、ヨギさんドイツ人でしたね(笑))なメロディを奏でるキャラバンが、
いい雰囲気だったのと4曲目のキラージョーが、これは実にオーソドクスに良い演奏でした。
このキラージョーの演奏って、聴いたことある気がするのですが、実にオーソドクスにやっているからか
この演奏が有名なのか ・・・   んん~、後者のような気が...

全体的に、(いわゆるジャズ的な)ノリの良さ、ファンキー、熱さ、黒さ、とは縁の遠い、いわゆる欧州の
白いジャズの典型という感じの演奏になるのでしょうか。(欧州ジャズ的ノリの良さはあるんですけど)
スウィング感を楽しむというより、欧州的粛々とした、温度感の低いジャズを楽しめるかどうかで、評価が
変わってくるのかなぁと。。。
 とはいっても、無調フリー、ノイズ、アバンギャルド、という演奏ではないので、楽しみ方を
 間違えなければ、充分楽しい演奏なんですけど
と言う意味では、発売からまだまだ時間のたっていない頃に、中古が出てくるのも、わからないでもない
という感じはします。


Joki Freund Sextet "YOGI JAZZ"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1376562)

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