Arto Lindsay "O Corpo Sutil"

アートリンゼイさんのボサノバ作品です。
この盤は、何で知ったか覚えていませんが、リアルタイムではありません。

どこかで、アートリンゼイさんが、坂本龍一さんのことをあまり評価してない発言をしたのに、坂本さんの
レーベルからアルバムを発売したのは。。。 みたいな発言を読んだ記憶がありますが、その当該作品
ということになります。
邦題「曖昧な存在」と言いまして、ジャケが、子供が下唇ビロ~ん ってやってるヤツです。(笑)

全11曲中、1曲ジョビンの作品を演っていますが、他はアートリンゼイと誰かの共作のオリジナルとなっています。

昨日、気がついたのですが、演奏者がえらく豪華で、びっくりしてしまいした。
braian eno、vinicius cantuaria、ryuichi sakamoto、nana vasconcelos、bill frisell、joey baron、
romero rubambo、marc ribot
知ってる名前を拾って、これですから、ビビっちゃいました(笑)

演奏は、これは一種独特な感じで、ボサノバと言ってもオリジナルの曲は、気分良い感じと言うよりは
非常に沈鬱な曲調で、これとは違う歌唱と演奏だったら、聴いていられないんじゃないか と思っちゃうくらい
重たい曲調です。

これを、非常にゆったりしたテンポと演奏が非常に独特な雰囲気(フリゼールの曲調で、もうちょっと足が
地に着いた感じ?)を醸し出していて、さらに歌唱の緩さが、不思議に気持ちよい世界を表現していて
心地よく聴いていながら、これは凄いアルバムだ!! と、思わず感じてしまうだけの力を持っています。

Arto Lindsay "O Corpo Sutil"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/365087)

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