渋さ知らズ "渋響"

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渋さ知らズも、ついにSACDをリリースしました。
渋さ知らズというと、アングラ、70年代的なイメージなので、SACDというのは全然イメージに合わない
のですが、まぁ出てしまったので。。。(笑)

全体の印象として、弦楽器、鍵盤楽器の活躍が非常に増えている感じがしたのと、スローテンポの楽曲の比率が
渋さのイメージとしては多く収録されていることでしょうか..。

弦楽器は、ギター、ベースが前面に出ている事もさることながら、太田恵資さんのViolinの音が入っているのが
とっても耳に入ってくるのが印象的です。
1曲めで、オルガンな電子鍵盤楽器(hammond organ)が入ってきて、うぉお?と思った事も書いておきます。
御大、片山広明のSAXブローは、要所を抑えるが如く響き渡るのですが、全体の比率的には勘所だけ
と言う感じで、活躍の比率は少なめと感じました。

楽曲は、全部で8曲収録されていますが、2曲(Pちゃん、犬舟のテーマ)が過去の曲の新アレンジでの
演奏で、これがスローテンポで、前者はボーカル入りになっています。これが、印象に残るからか、全体的に
スローな曲の比率が多く感じているのかも知れません。

1曲、渡部真一のしゃべりが入った 片山with渋さ でも、しゃべっていましたが、ナマの渋さの雰囲気は
これがあって、随分、表出できているんじゃないかと思います。(ナマ見た事無いですけど(自爆))


それと、音がやっぱりSACDを前提にしたのか、全体に非常に綺麗に録れてしまっていまして
音の塊がSPから飛び出してくるようなイメージというより、全部の音が聞き分けられるようなイメージ
要するに、古い録音的な響きというより、新しい録音のような音になっていて、これはちょっと・・かなぁ
とはいえ、一般的にはやっぱりこっちの音のほうが受けがいいんでしょうかねぇ..
まぁ、それなりの音量で聴けば、音塊感は出てくるので

と、いろいろ書きましたが、聴けば ちゃんと渋さの楽しさが堪能できてしまうだけのクオリティは
あると思います。
でも、渋さを初めて聴く人には、違う盤をお奨めしたいかなぁ...

1 Fight on the corner
2 鰤風 (ハマチカゼ)
3 a song for One
4 Dust song
5 有限会社中嶋材木店
6 P-Chan
7 We are a Fishman Band
8 a theme for Inuhime


渋さ知らズ "渋響"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1209513)



エンヤトット、エンヤトット。。。。

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