Russell Gunn "Plays Miles"

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Russell GunnのMiles Davis集です。
これが、自分にとっての初Russell Gunnとなります。
この人、もっとクラブ系で過激な演奏する人じゃないかと思っていたのですが、全然ジャズ寄りの人なんですね(汗)

演奏は、アレンジはかなり秀逸に行われている感じで曲としてはなかなか良い感じに仕上がっている印象です。
演奏曲が、新しいのから古いのまで満遍なく取り上げていまして、全8曲のうち1曲オリジナルで、残りは
Miles Davisの曲を演奏しています。元が4beatのものも早いbeatに直されて全体の雰囲気は統一されています。

で、一応 演奏曲を並べますと
1 Tutu   2 Bitches Brew   3 Blue In Green   4 Footprints
5 Nardis  6 All Blues     7 Eighty One     8 New New Blues
てな感じです。

ガンのTpも、特にMiles Davisを意識したような演奏をしている感じはなくて、ミュートは一切使用していません。
この辺にも、ちと気概を感じるところはあります。
それからそれから、pianistが結構気合いの入ったソロを演ってるのが印象的です。hancock風ということに
なると思いますが、なかなか良いソロを弾いています。
 実は、何度か聴いてたんですが、Kb, Pianoのソロになる度、動きが止まって聴き入っていた。

個人的には、Blue In Green, Nardis, All Blues とか古い曲が好感持てて好きです。

が、聴いていて格好良かったり気持ちよかったりするんですが、全体的にはちょっとですけど印象が
サラッとしている感じがありまして、録音も綺麗な音なんでしょうけど、全体に清潔感漂うような感じと
言いましょうか
まぁ、最近のジャズメンは品行方正な人が多いそうなので、そういうのがアルバムから、にじみ出てきても
いたしかたないところなんでしょう。


良質なFusionであることは間違いないですし、Drive時に聞くと非常に気持ちよいんじゃないかと思いました。


Russell Gunn "Plays Miles"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2513044)

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