菊地成孔 他 "聴き飽きない人々 〈ロックとフォークのない20世紀〉対談集完全版"
2005年刊「200CD 菊地成孔セレクション~ロックとフォークのない20世紀」に掲載された対談
だけをまとめた本です。
元本では、エッセンスだけをまとめあげたものだったのですが、対談がとても面白いと言うことで、
この部分だけを抜き出して完全版にして、あらたに出版されたものです。
一通り読んでの感想は、元本の対談抜粋でも、そのエッセンスは充分に抜き出されていたと言える
んじゃないかということで、選ばれたCDの全部を眺めたいなら、"200CD 菊地成孔セレクション"
を購入して、読めば充分満足できるんじゃないかと思います。
菊地さんと他の人の話を読みたいなら"対談集完全版"を買った方が、全然楽しめる内容になっていると
思います。
元本のコンセプトが、ジャンル毎に対談相手の人がみつくろって持ってきたCDをネタに対談して
そのジャンルのCDを、既定枚数(ジャズだけ多くて100枚、他のジャンルは20枚)選び出すという
ものだった。
ので、菊地さんが200枚きっちり選び出している訳ではないということ。
と、結局、対談での争点が"80年代は、多くのジャンルでダメだった"という事に繋がっているように、
過去ん十年間の各ジャンルの重要作(この選び方の奇抜さ面白さが読みどころなんですが)を10年単位で
選び出していくということになっている。
なもんで、完全に意表をついたような選盤とはなっていない(完全に意表を突くには、意表を突く人を選び、
そのなかでも意表を突いた盤を選ばないとダメでしょう。結局、意表を突いた人を出すというのは、こういう
選び方の場合無理があるでしょう。)ことを考え合わせると、選んだCDに興味津々というよりは、対談の
面白さを十全に楽しんだ方がより楽しめるんじゃないかと思います。
さらに、私のように、ジャズ以外のジャンルが門外漢な者としては、(定期購読雑誌にCDJを入れることで
他のジャンルも網羅的に情報収集しようと努力はしているものの)他ジャンル(特に、現代音楽、ラテン、
アフロ(そう、アフロの対談がこの本では追加されているのです!!))の話題について、俯瞰的に話を
聞かせてもらえるというのも、非常に興味深いものがありました。
おかげさま(?)で、こんなん(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45630176.html)買ってきましたから(笑)
菊地成孔 他 "聴き飽きない人々"(http://www.bk1.co.jp/product/2768303)
菊地本、総じて面白いですから買って読む価値充分にあると思います。
この後、"東大講義録Miles Davis編"が出るはずです。
その前に、↓が出てますねぇ 買って来なきゃ(笑)
書名: NHK知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 4-5月
価格: 定価 683円 (本体650円)
だけをまとめた本です。
元本では、エッセンスだけをまとめあげたものだったのですが、対談がとても面白いと言うことで、
この部分だけを抜き出して完全版にして、あらたに出版されたものです。
一通り読んでの感想は、元本の対談抜粋でも、そのエッセンスは充分に抜き出されていたと言える
んじゃないかということで、選ばれたCDの全部を眺めたいなら、"200CD 菊地成孔セレクション"
を購入して、読めば充分満足できるんじゃないかと思います。
菊地さんと他の人の話を読みたいなら"対談集完全版"を買った方が、全然楽しめる内容になっていると
思います。
元本のコンセプトが、ジャンル毎に対談相手の人がみつくろって持ってきたCDをネタに対談して
そのジャンルのCDを、既定枚数(ジャズだけ多くて100枚、他のジャンルは20枚)選び出すという
ものだった。
ので、菊地さんが200枚きっちり選び出している訳ではないということ。
と、結局、対談での争点が"80年代は、多くのジャンルでダメだった"という事に繋がっているように、
過去ん十年間の各ジャンルの重要作(この選び方の奇抜さ面白さが読みどころなんですが)を10年単位で
選び出していくということになっている。
なもんで、完全に意表をついたような選盤とはなっていない(完全に意表を突くには、意表を突く人を選び、
そのなかでも意表を突いた盤を選ばないとダメでしょう。結局、意表を突いた人を出すというのは、こういう
選び方の場合無理があるでしょう。)ことを考え合わせると、選んだCDに興味津々というよりは、対談の
面白さを十全に楽しんだ方がより楽しめるんじゃないかと思います。
さらに、私のように、ジャズ以外のジャンルが門外漢な者としては、(定期購読雑誌にCDJを入れることで
他のジャンルも網羅的に情報収集しようと努力はしているものの)他ジャンル(特に、現代音楽、ラテン、
アフロ(そう、アフロの対談がこの本では追加されているのです!!))の話題について、俯瞰的に話を
聞かせてもらえるというのも、非常に興味深いものがありました。
おかげさま(?)で、こんなん(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45630176.html)買ってきましたから(笑)
菊地成孔 他 "聴き飽きない人々"(http://www.bk1.co.jp/product/2768303)
菊地本、総じて面白いですから買って読む価値充分にあると思います。
この後、"東大講義録Miles Davis編"が出るはずです。
その前に、↓が出てますねぇ 買って来なきゃ(笑)
書名: NHK知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 4-5月
価格: 定価 683円 (本体650円)
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