Kenny Werner "Form and Fantasy"

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この盤もまた、naryさんご紹介なのでした。本当に、いろいろお世話になっています。
先日、Hoenig参加のJean-Michel Pilc盤(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45209878.html)の紹介をしたところ、「Hoenigが参加しているKenny Wernerのトリオも凄いです。」と教えていただいて、これまたCD店を眺めていたら、この盤が目に止まりましてライブ盤だったのでそのまま入手した次第です。

2000年11月のパリでのライブ録音です。DIWから出ている国内盤を入手しました。
メンツは、Kenny Werner(P), Johannes Weidenmueller(B), Ari Hoenig(Ds)となっています。トリオです。

ライナーで、村井さんと寺島さんの会話が収録されていたので、そのダイジェストを紹介すると
 1曲目でモンク風のオリジナル、2、3曲目でバッハ、4曲目でビルエバンスな曲
 5曲目でクラプトンの有名曲、6曲目でハンコックの有名曲・・と演っているが、Wernerの本音は
 どこにあるのか?
 聴きどころは、9曲目のドラムソロである。。。
 1曲目を聴いて、判断を下して欲しくない盤である。

演奏は、3者が弾きすぎず、叩きすぎずの絶妙な塩梅で曲が進行してまして、総じて美しい演奏が多い印象ですが、2,5曲目が異様に美しいのが特に目立ってますでしょうか。
だからといって、美しいだけの演奏で気合いが入っていないかというとそうでもなく、結構テンション高めの聴かせる演奏目白押しになっています。

個人的には、どの曲もそれなりに良いのではありますが、しいてあげれば2,5曲目の美しい演奏と、9曲目の熱い演奏が良かったかなぁと..。
ライナーにあるとおり、ドラムソロはたしかに凄いっす。

Wernerの本音の件ですが、個人的には、2,5曲目のジャズではあまり取り上げられない美しい楽曲を取り上げている部分にあるんじゃないか、あって欲しいなと思った次第であります。


Kenny Werner "Form and Fantasy"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/822781)

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