Ignasi Terraza "In a Sentimental Groove"

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Ignasi Terrazaの盤は以前"IT's Coming"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45082034.html)を紹介しています。
この盤が結構気に入ったので、ちょっと入手困難になりかけている本盤を購入してきた次第です。

2005年の作品で、"IT's Coming"とpianoとbassが同じで、Ignasi TerrazaとPierre Boussaguet。
でdrumがGregory Hutchinson からJean Pierre Derouard に変わっています。

録音は相変わらず良くて、ベースの音とか良く響いて音聴いてるだけで結構気持ちよくなってきます(笑)

肝心の演奏ですが、"IT's Coming"同様わかりやすいメロディの曲を、あまり崩さずに演奏していてソロも凄いなぁというよりも・・・って感じで、全体的にかなりわかりやすい演奏になっています。
が、たとえば6曲目とか、"ムード歌謡"か"歌のない歌謡曲"かというくらい演歌調な曲調と演奏でこういうことに気がついた後に、全曲通して聴くと、"歌のない歌謡曲"のように響く曲がいくつか存在してきまして..

日本人の大勢には受けが良いかもしれませんが、コアなジャズファン及びその予備軍にとってはちょっと・・・って感じなんじゃないかなぁと個人的には、思ってしまうのですが、巷では、名盤として紹介しているので、私の感覚がちょっと変なのかもしれません。

曲によっては良いなぁと思って聴いてる演奏もあるし、それぞれなかなかに良い演奏だとは思うのですが、そういう曲が続くとちと食傷気味になるというかそんな感じもありまして...


 ※このザ・ムード歌謡の6曲目が、寺島さんの「JAZZBAR2006」に収録されているようです。(苦笑)


Ignasi Terraza "In a Sentimental Groove"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1368384)

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