小川隆夫 "ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100"

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小川隆夫さんの書籍です。
小川 隆夫さんの著作って、今までまともに読んだことがありませんでした。
出版時期が、後藤、寺島、中山氏の著作の直後に、似たような題材の書籍が出ているような印象がありまして、
しかも、もっとベタなタイトルで、なんだかなぁと言う感じがしていたわけです。

先日、ひょんなことからちょろっと読んだら、内容的には軽い事が多いのですが、さすがに実体験に裏打ち
された話は、非常に説得力があり、なかなかに読み応えがありまして、それから機会があれば読もうと思って
いる状態です。

とはいえ、今まで読んだのは、下記2冊なんですけど(^^;;
 "ジャズ・トーク・ジャズ - 証言で綴るモダン・ジャズの真実 "(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a44640228.html)
 "となりのウィントン" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45026317.html)

この本は、Swing Journalで連載されていたジャズマンによるブラインドのインタビュー記事"I Love Jazz TEST"
だったかを中心に、インタビュー時に突然ブラインドテストを行って、引き出したコメントを集めた書籍です。

これは、小川さんだから書けた本でもあるわけですが、小川さんの文章というよりも、演奏者は他人の盤
(あるいは、昔の自分が参加した盤)を聴いて何を語ったかに焦点があてられているわけで、これまた非常に
興味深い。
1枚のアルバムに対して、平均3人程度のインタビューが書かれているので、それぞれ、どう語ったかを
比較するのも、ちょっとおもしろいです。
各アルバムの最後に、小川さんのコメントがちょっとだけ書いてあるのですが、本文でちょっと??なときも
このコメントで多少は理解の助けにもなっているんじゃないかと思います。

新伝承派な時代が多い印象ですが、これはまぁしかたないんでしょう(笑)。
それでもいろいろ興味深いコメントが読めたと思っています。


で、この本の続編が最近出たようです。
 "ジャズマンはこう聴いた!珠玉のJAZZ名盤100"(http://www.bk1.co.jp/product/2786362)




小川隆夫 "ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100"(http://www.bk1.co.jp/product/2702879)

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