Wolfgang Muthspiel /Brian Blade "Friendly Travelers"
良い演奏集で、かなり聴き続けていたのですが、その後、前後の作品の存在を知っていくつか買い漁った
のですが、これReal Book Stories以上の作品だと言えるものにあたらなかったため、Wolfgang Muthspiel
という名前の刷り込みはできていたのですが、この盤は買おうかどうしようか、ずーっと悩んでいました。
店頭で、試聴できたので1回は試聴したのですが、なかなか良さそうとは思ったのですが、なんか踏ん切り
がつかず... そのまま数週間経過しましたところ、中古で見つけちゃったので、新譜なのであまり安く
なかったのですが、思わず買い込んできてしまいました(笑)
なので、今年の3月に発売されたアルバムなのですが、購入はつい最近(5/末)になったということです。
メンツは、ご覧の通り、Wolfgang Muthspiel とBrian Bladeの2人だけです。
が、Brian Bladeがギターを弾いているとクレジットされているのが、特記事項です。
演奏は、全体的には、静的な雰囲気を醸したものが多いのですが、凡庸だったり、退屈だったりという
ことは全然なく、Brian Bladeのドラムが結構効いているんじゃないかと思いますが、聴かせる演奏
目白押しです。
全体的なイメージとしては、ECMでありそうな曲と演奏と言う感じがしたり、bill frisellの音世界を
彷彿とさせる演奏という感じがしたりというのが強いですが、たまにpat methenyを感じさせる部分も
あったり・・初期PMG(ecm時代)が好きだと、結構ハマる要素があるのかもしれません。
2人での演奏なので、音数は少ないのですが、オーバーダビングをしているんでしょう。drumに、guitarが
2つ聞こえてくるような箇所が普通に存在していて、その3者の掛け合いが、クールな中にもグーッと
感じるものが湧き出てくるというか... 格好良く聴ける要因になっているような感じです。
Real Book Storiesに比肩するというか、無意識に結構気に入っているようで、結構頻繁に聴いている
アルバムになっています。
個人的には、1曲目が好きですかねぇ
中古で出ていたということは、こういう演奏がダメな人がいるってことなんでしょうけど、同じ店で、試聴
コーナーにも置いてあったので、事前に聴けなかったのかなぁとか、変な心配してみたり..。
Wolfgang Muthspiel /Brian Blade "Friendly Travelers"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2517561)
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