JAZZとびっきり新定盤500+500

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Moonksの新刊です。
というと、過去に出版をしていたように聞こえますが、実は、きちんとした単行本(これは文庫ですが)では
初の出版になると思います。

それ以前は、
ユニオン等?で紙配布していた、[MOONKS JAZZ MUST 150 (1985~ )]
 ※これは、現在WEB閲覧可能(http://www.studioadept.com/moonks/)
次に、雑誌の大特集だった[幻のCD 廃盤/レア盤掘り起こしコレクション]があります。
これは、いまだにユニオン等でアルバム紹介時に使用してます。
でもって、ジャズ批評誌に連載を持っていて、csラジオに番組を持って。。。
ここのところの活躍はすごいモノがありますねぇ。


で、この本ですが、発売はMegのwebでは8/8となっていましたが、書店では8/9に見つけられました。
発売日に購入してきて、夏休み期間中暇を見つけては眺めていました。


内容は、1974年~現代のジャズの紹介で500枚 その派生でのオススメが500枚(ただし、紹介
スペースは極小)で、計1000枚の紹介をしています。
+500を除いた500枚は、それぞれ4つ(Swing、Melodious、Cool、Groove)のスタイル指標と、そこに
星(最高で5つ)をつけることで、おおよそのアルバムの傾向をお知らせするといった趣向になっています。
さらに、巻頭に小さいですが、カラーでジャケ写(これも+500は除く)を入れていまして、この本片手に
中古漁りするときは、重宝すると思います。

紹介されているアルバムですが、タイトルが"新定盤"というには、ちとマイナーに過ぎる感じではあります。
有名盤って、"ジャコパストリアスの肖像"だけじゃないですかねぇ..
多分、すでに入手困難な盤が多数あるんじゃないかと思います。

他は、やっぱりと言う感じの、欧州盤の比率が高くて、あまり過激なものの登場頻度が少ない。
日本人ものも多少出ているが、やっぱり過激なものは、避けている感じ。
ボーカルも一部出ているが、なんだか皆甘そう..

演奏者は大概書かれているが、演奏曲は書かれていないのがアレだが、WEB検索した特、演奏曲は大概
書かれているが、演奏者は書かれていない可能性が高いことを考えれば、これは◎だと思う。

近年のものでは(私のも含めた)皆さんのblogで良いと紹介されているものが多いので、それら(の一部)を
実際聴いている身としては、それらに付けられた4つの指標(Swing、Melodious、Cool、Groove)とその星数を
参考にしながら、他の見知らぬ盤でも比較的安心して選べる感じにはなります。
ただ、Moonksは6人なので、各個人の嗜好をも見て選ばないと、ハズす可能性も高い気もしていますが..


ビックリしたのが、+500の小さいほうだけど、坪口さんのアルバム(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1492605)が出ていたことで、これを機会に売れたら凄いのに、とか思っちゃいました(笑)


総体的には、情報の取捨選択、痒いところに手が届く感は、さすがに普段からCD漁りをしているだけの
ことは
あると感じました。
電車の中で、パラパラ眺めながらCD店に向かい、CD漁りの途中でちょっと確認なんて使い方には
最高じゃぁ、ないでしょうか。
多分、掲載のアルバムで、不所持盤の大半は見つからないということになると思いますが...



心配なのは、某所でマダムさんが書いていた、Moonks本で紹介されると、中古が高値安定化してしまうこと
でしょうかねぇ..

"JAZZとびっきり新定盤500+500"(http://www.bk1.jp/product/02910398)

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