Maria Schneider Orchestra "SKY BLUE"
マリアシュナイダーと言う女性の方が主催するオーケストラ(ジャズビッグバンド)のアルバムです。
このジャケットを見て、私は全然食指が動きませんでした(キッパリ)。
元来、ジャズボーカルをほとんど聴かないのでオーケストラとなっていて、ビッグバンドジャズか? とは、思ったかも知れませんが、全編ボーカルフィーチャの甘めの演奏のオンパレードと想像したら(しました。)もう、絶対に買いません。
普通だったら絶対に買わないのですが、幸か不幸か9/29の某店の新譜試聴会で聴かせていただいたら、これが、予想を裏切る良い感じの演奏で、当日1曲しか聴かせてもらっていなかったのですが、ボーカル無しの、美しいけれど一筋縄ではいなかいような演奏でして、こりゃしっかり聴いてみなければと思った次第であります。
メンツは以下の通り。5木管, 4Tp, 4Tbという管構成です。
STEVE WILSON(As,Ss,Fl)、CHARLES PILLOW(As,Fl,Cl)、RICH PERRY(Ts,Fl)、DONNY MCCASLIN(Ts,Fl)、SCOTT ROBINSON(Bs,Bcl,Cl)
TONY KADLECK(Tp)、JASON CARDER(Tp)、LAURIE FRINK(Tp)、INGRID JENSEN(Tp)
KEITH O'QUINN(Tb)、RYAN KEBERLE(Tb)、MARSHALL GILKES(Tb)、GEORGE FLYNN(Tb)
BEN MONDER(G)、FRANK KIMBROUGH(P)、JAY ANDERSON(B)、CLARENCE PENN(Ds)
GARY VERSACE(Acc:1,2,4)、LUCIANA SOUZA(Vo:1,4)、GONZALO GRAU(Per:2,4)、JON WIKAN(Per:3,4)
演奏曲は全部で5曲ですが、1曲が10分前後の曲が多く、4曲目が20分超の大作になっています。
1 The 'Pretty' Road
2 Aires de Lando
3 Rich's Piece
4 Cerulean Skies
5 Sky Blue
ということで、最初から聴き進めたのですが、全体的な印象として、なんとなくPMG(or PM)を想起させるような雰囲気、イメージを感じまして、変拍子とそれを感じさせない曲作り、大仰なアレンジあたりが似ているのかなぁなんて思ってますが、はてさて..
全体的に曲も、アレンジも、演奏も、ソロ(たいがい1曲で1人。大作では3人がクレジットされている)も、どれも素晴らしいし、またバランスが絶妙で、違和感を感じる部分がほぼ皆無。
PMGの楽曲を演ったビッグバンド作品がありましたが、アレのようなバタ臭さというか濃さは皆無で、透明感というか優雅な雰囲気というかそう言う感じを出しつつ、でもただのBGMには全然成り下がっていない完成度の高さを感じさせてくれます。
ドラマチックでダイナミックでありながら、繊細に美しく。。。 たまらん作品です。
PMのSecret Storyが好きな方なら、このアルバムも好きになってくれると思います。
特に印象的なのは、1曲目のflugelhornのソロ(Ingrid Jensenらしい)の美しさでしょうか。
これで、完全にヤられました..。
現在稼働しているビッグバンドってほとんど聴いていないのですが、これだけの完成度と聴きどころを持った演奏をしていると言うのを知ると、ちょっとビッグバンドも聴き漁るかなぁと思わず考えてしまいます。
ご本人様のHP(http://www.mariaschneider.com/discography.aspx)を見ると、これが6枚目のようなので、他のアルバムも!! とか考えちゃうのですが、どうやらこれが最高傑作のようなので、どうしようか迷っているのでありました。(と、あっという間にトーンダウン)
少なくともこのアルバムだけは聴けて良かったと思っています。
Maria Schneider Orchestra "SKY BLUE"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2612623)
このジャケットを見て、私は全然食指が動きませんでした(キッパリ)。
元来、ジャズボーカルをほとんど聴かないのでオーケストラとなっていて、ビッグバンドジャズか? とは、思ったかも知れませんが、全編ボーカルフィーチャの甘めの演奏のオンパレードと想像したら(しました。)もう、絶対に買いません。
普通だったら絶対に買わないのですが、幸か不幸か9/29の某店の新譜試聴会で聴かせていただいたら、これが、予想を裏切る良い感じの演奏で、当日1曲しか聴かせてもらっていなかったのですが、ボーカル無しの、美しいけれど一筋縄ではいなかいような演奏でして、こりゃしっかり聴いてみなければと思った次第であります。
メンツは以下の通り。5木管, 4Tp, 4Tbという管構成です。
STEVE WILSON(As,Ss,Fl)、CHARLES PILLOW(As,Fl,Cl)、RICH PERRY(Ts,Fl)、DONNY MCCASLIN(Ts,Fl)、SCOTT ROBINSON(Bs,Bcl,Cl)
TONY KADLECK(Tp)、JASON CARDER(Tp)、LAURIE FRINK(Tp)、INGRID JENSEN(Tp)
KEITH O'QUINN(Tb)、RYAN KEBERLE(Tb)、MARSHALL GILKES(Tb)、GEORGE FLYNN(Tb)
BEN MONDER(G)、FRANK KIMBROUGH(P)、JAY ANDERSON(B)、CLARENCE PENN(Ds)
GARY VERSACE(Acc:1,2,4)、LUCIANA SOUZA(Vo:1,4)、GONZALO GRAU(Per:2,4)、JON WIKAN(Per:3,4)
演奏曲は全部で5曲ですが、1曲が10分前後の曲が多く、4曲目が20分超の大作になっています。
1 The 'Pretty' Road
2 Aires de Lando
3 Rich's Piece
4 Cerulean Skies
5 Sky Blue
ということで、最初から聴き進めたのですが、全体的な印象として、なんとなくPMG(or PM)を想起させるような雰囲気、イメージを感じまして、変拍子とそれを感じさせない曲作り、大仰なアレンジあたりが似ているのかなぁなんて思ってますが、はてさて..
全体的に曲も、アレンジも、演奏も、ソロ(たいがい1曲で1人。大作では3人がクレジットされている)も、どれも素晴らしいし、またバランスが絶妙で、違和感を感じる部分がほぼ皆無。
PMGの楽曲を演ったビッグバンド作品がありましたが、アレのようなバタ臭さというか濃さは皆無で、透明感というか優雅な雰囲気というかそう言う感じを出しつつ、でもただのBGMには全然成り下がっていない完成度の高さを感じさせてくれます。
ドラマチックでダイナミックでありながら、繊細に美しく。。。 たまらん作品です。
PMのSecret Storyが好きな方なら、このアルバムも好きになってくれると思います。
特に印象的なのは、1曲目のflugelhornのソロ(Ingrid Jensenらしい)の美しさでしょうか。
これで、完全にヤられました..。
現在稼働しているビッグバンドってほとんど聴いていないのですが、これだけの完成度と聴きどころを持った演奏をしていると言うのを知ると、ちょっとビッグバンドも聴き漁るかなぁと思わず考えてしまいます。
ご本人様のHP(http://www.mariaschneider.com/discography.aspx)を見ると、これが6枚目のようなので、他のアルバムも!! とか考えちゃうのですが、どうやらこれが最高傑作のようなので、どうしようか迷っているのでありました。(と、あっという間にトーンダウン)
少なくともこのアルバムだけは聴けて良かったと思っています。
Maria Schneider Orchestra "SKY BLUE"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2612623)
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