Tete Montoliu Trio "A TOT JAZZ!"

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往時(嘘'70以降)からの欧州ジャズの重鎮であらせられるテテモントルーという人のアルバムをあまり聴いていなかったので、中古漁りをするときは、ちらちら探しているのですが、残念ながらこの方のアルバムはほとんど見かけることがありません..(悲)
steeple chaseでの発売が多いと思われれるのですが、そのsteeple chase盤自体を見かけることが少なく、そういう事情も絡んでいるとは思いますが、流通量が少ないのか、手放さない人が多いのか..

で、先日たまたま見つけたのが、この盤だったのですが、3in1盤ということで他の諸々の情報は捨て置いて、入手してきた次第であります。

家の持ち帰って来てから調べたのですが、世界的に有名になる前の1965年の録音と言うことのようです。
で、LP単位でいうと2in1ということになるようですね(笑)

メンツは、Tete Montoliu(P)、Eric Peter(B)、Billy Brooks(Ds)という布陣で・・って、リズム隊の方々は知らない人です。orz

演奏曲は、以下の通りで、おなじみの曲が目白押しって感じになっております。
1 Stella By Starlight
2 I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
3 Scandia Sky
4 Fly Me To The Moon
5 Lament
6 Au Privave
7 Chim Chim Cheree
8 Polka Dots
9 Secret Love
10 Salt Peanuts
11 Israel
12 Sometime Ago
13 Come Rain Or Come Shine
14 Have You Met Miss Jones?

さて、内容ですがこれが、これがやっぱり素晴らしい!!
汲めども尽きない右手フレーズの泉というか、饒舌でありながらやかましくなく、圧倒されつつもうっとりさせられると言いますか..
さらに、3者とも一音々がこれまた迷いのない確信に満ちたタッチって感じでありまして、これが心にグサグサと響いてきて堪らないものがあります。
HMVの紹介ページに「切れ味鋭いタッチでスピード感溢れる演奏を繰り広げ」なんて書いてありますが、まさにそんな感じで、大半がおなじみの曲でもあるので、安心して演奏の強度に酔いつつ気持ちよくスウィングしながら聴いていられる良質盤だと思います。
※「ヨーロッパ・ジャズの愛好家の間で定評ある秀作として知られてきた人気盤」とも書かれてますので、・・そういう事です。


ただ、さすがに音(録音)はちょいとチープって感じはありますが、それを補って余りある演奏の良さだとは思います。

ところで、この盤 本年7月のリリースだったようなんですが、もう手放しちゃってるんですね。
潔い方がいるもんです(驚)

TETE MONTOLIU TRIO "A TOT JAZZ!"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2578585)

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