E.S.T. "Live in Hamburg"

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E.S.T.初のライブ盤というナリモノ入りで登場した2枚組のアルバムです。
けど、コレ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a20075832.html)はどういう扱いになるんでしょう。

このバンドは、息が長い上に独特の世界をしっかり構築していて、キッチリとジャズ界にその立場を認識させているという意味では画期的なバンドと言えるんじゃないでしょうか?
王道ではないけれど、ジャズの中の1つのジャンルというか、1本の道筋を付けて来ている感じはあると
思います。ただし、フォロワーはほとんど知りませんけど(汗)

Disc1
1 Tuesday Wonderland
2 The Rube Thing
3 Where We Used To Live
4 800 Streets By Feet
5 Definition Of A Dog

Disc2
1 The Goldhearted Miner
2 Dolores In A Shoestand
3 Slipping On The Solid Ground
4 Goldwrap
基本的には、前作"tuesday wonderland"からの楽曲が多く占めているのは、この作品の発売記念ツアーだからということのようです。

disc1/2それぞれの冒頭曲が、その"tuesday wonderland"で印象的だった楽曲で、ここでググっと耳を
惹きつけられます。
これだけ聴いて満足したと言われても、納得できます(笑)

<以降、なんか誤解を与えそうな書き方(=とんちんかんな考え)かも知れませんが、そのまま書き進んじゃいます(陳謝)>
聴き進んでいくとスタジオ録音作品とは、ちょっとタノシミ方が変わるような部分があるのかなぁという気が実はしてまして、スタジオ録音では、大仰なドラマチックな展開を楽しむ感じが強いのですが、ライブは、e.s.t.ワールドの一端を垣間見せつつ、ライブならではの(だけど、e.s.t.ワールド感希薄な)エンターテイメント性というかノリの良さと言うかそういう部分が強く出ているようなイメージを感じています。
言い換えると、クラシック的な構築感(=e.s.t.の魅力の1つ)が若干薄れてロックのアドリブ的な部分が増大しているような感じを受ける ということになるんでしょうかねぇ..

とは言え、e.s.t.ファンの方は安心してお買い求め下さい。充分楽しめると思います。
ただし、最近の傾向であるP、B、Ds以外の音がする場面もしっかりありますので、その辺はご容赦下さい(笑)



E.S.T. "Live in Hamburg"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2652206)

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