NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET "the revolution will not be computerized"
鬼才 菊地成孔の新しいアルバムです。
ジャケが、オーネットコールマンの"This Is Our Music"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/429988)に似せられてるんだそうです。他にも、もっと似てそうなのあるような気もしますが、いずれにしてもフリージャズのアルバムにありそうなデザインです(笑)
で、ジャケ下には"LOW-FIDELITY""STEREO"の文字があるところが、遊んでるなぁって感じです。
タイトルは、和訳すると「革命はコンピューター化されないでしょう。」ってことになるようです。これが意味深。
1960年代マイルスの黄金クインテットを範にして、テオマセロ的はさみチョキチョキ技法を駆使しつつDUBしちゃうというのがコンセプトのようです。
テオマセロ的はさみチョキチョキ技法は、菊地さんのお家芸なのでこれに文句を言ってはいけません。
Miles Davisの60年代を範にする件も、DCPRGが70年代のバンドを範にしていることを考えれば驚くにはあたりません。
CDJのインタビューにあるのですが、はさみチョキチョキを含む全ての音いじりは、現代では当然コンピュータを利用しているわけですが、現在の商業音楽のほとんどがコンピュータを駆使して作られている中で、JAZZも取り残されている音楽ジャンルの1つである。
従って、メンバーが揃って演奏していない部分も多々あり、それを組み合わせる課程で、それをわかりやすくするために露骨なコンピュータ音を入れている。
というような事が書かれているのですが、コンピュータを大幅に導入したJAZZアルバムであるということです。
これを、事前情報として、聴きたいか?聴きたくないか?というのが、大きな運命の分かれ道になっています。
で、メンツですが、概ね菊地陣営と言っていいメンツなんじゃないでしょうか
菊地成孔(ts)、坪口昌恭(p)、パードン木村(DUB)、鈴木正人(b)、本田珠也(dr)、類家心平(tp)
演奏曲は、以下の通り
1 Dub Liz
2 Dub Sorcerer
3 Aaal
4 Parla
5 Invocation
6 Caroline Champetier
7 Susan Sontag
8 Betty-go-round
基本的には、普通の5人編成のジャズです。4ビートを基調にしています。
前段に書いた事を、全然知らずに聴いたら、「おぉ!!菊地が、まともなジャズ演ってる!!」と思うこと必至です。
全体的に、まさに60年代Miles quintet(のスタジオ作品)がokならば、これは素晴らしい演奏だ!!と聴けることでしょう。
混沌とした感じ、ドロドロな感じは希薄(希薄ということは皆無ではない)だし、曲構成もしっかりしているし、難易度も全然高くないです。(ジャズ以外の菊地ファンも充分に楽しめるクオリティだと思います。)
坪口さんが、坪口的フレーズをあまり出していないのが驚愕で(笑)、本田さんのドラムが結構ビシビシ気持ちよいです。
とは言え、やっぱり菊地臭はしてますし、特に1曲目が強烈にコンピュータ入っている感じなので、ここでどう感じるか?
で、このアルバムのその人の評価が決まるんじゃないかと思います。
私は、全然okでした。
ん~、一番乱暴に一言で片づけると、cure jazzから歌が無くなったような感じ、なんですが、それが菊地臭ということなんでしょうね(笑)
まだ、今年のbest3決めてなかったら、これ入れちゃったかも知れません..
NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET "the revolution will not be computerized"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2657202)
ジャケが、オーネットコールマンの"This Is Our Music"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/429988)に似せられてるんだそうです。他にも、もっと似てそうなのあるような気もしますが、いずれにしてもフリージャズのアルバムにありそうなデザインです(笑)
で、ジャケ下には"LOW-FIDELITY""STEREO"の文字があるところが、遊んでるなぁって感じです。
タイトルは、和訳すると「革命はコンピューター化されないでしょう。」ってことになるようです。これが意味深。
1960年代マイルスの黄金クインテットを範にして、テオマセロ的はさみチョキチョキ技法を駆使しつつDUBしちゃうというのがコンセプトのようです。
テオマセロ的はさみチョキチョキ技法は、菊地さんのお家芸なのでこれに文句を言ってはいけません。
Miles Davisの60年代を範にする件も、DCPRGが70年代のバンドを範にしていることを考えれば驚くにはあたりません。
CDJのインタビューにあるのですが、はさみチョキチョキを含む全ての音いじりは、現代では当然コンピュータを利用しているわけですが、現在の商業音楽のほとんどがコンピュータを駆使して作られている中で、JAZZも取り残されている音楽ジャンルの1つである。
従って、メンバーが揃って演奏していない部分も多々あり、それを組み合わせる課程で、それをわかりやすくするために露骨なコンピュータ音を入れている。
というような事が書かれているのですが、コンピュータを大幅に導入したJAZZアルバムであるということです。
これを、事前情報として、聴きたいか?聴きたくないか?というのが、大きな運命の分かれ道になっています。
で、メンツですが、概ね菊地陣営と言っていいメンツなんじゃないでしょうか
菊地成孔(ts)、坪口昌恭(p)、パードン木村(DUB)、鈴木正人(b)、本田珠也(dr)、類家心平(tp)
演奏曲は、以下の通り
1 Dub Liz
2 Dub Sorcerer
3 Aaal
4 Parla
5 Invocation
6 Caroline Champetier
7 Susan Sontag
8 Betty-go-round
基本的には、普通の5人編成のジャズです。4ビートを基調にしています。
前段に書いた事を、全然知らずに聴いたら、「おぉ!!菊地が、まともなジャズ演ってる!!」と思うこと必至です。
全体的に、まさに60年代Miles quintet(のスタジオ作品)がokならば、これは素晴らしい演奏だ!!と聴けることでしょう。
混沌とした感じ、ドロドロな感じは希薄(希薄ということは皆無ではない)だし、曲構成もしっかりしているし、難易度も全然高くないです。(ジャズ以外の菊地ファンも充分に楽しめるクオリティだと思います。)
坪口さんが、坪口的フレーズをあまり出していないのが驚愕で(笑)、本田さんのドラムが結構ビシビシ気持ちよいです。
とは言え、やっぱり菊地臭はしてますし、特に1曲目が強烈にコンピュータ入っている感じなので、ここでどう感じるか?
で、このアルバムのその人の評価が決まるんじゃないかと思います。
私は、全然okでした。
ん~、一番乱暴に一言で片づけると、cure jazzから歌が無くなったような感じ、なんですが、それが菊地臭ということなんでしょうね(笑)
まだ、今年のbest3決めてなかったら、これ入れちゃったかも知れません..
NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET "the revolution will not be computerized"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2657202)
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