Chick Corea "Brooklyn, Paris to Clearwater"
チックコリアのトリオ連作シリーズの5枚目です。
しかし、ここのところのチックコリアの多作振りには、呆れるものがあります。
中略
それでも、チックコリアの作品となれば買わねばならぬ、聴かねばならぬと、律儀に箱を購入してくるんですから、私も良いお客だなぁと呆れてしまいます(笑)
5枚目のこのアルバムは、箱でしか手に入らないくせに、一番聴いてみたいユニットでありまして困ったもんです(苦笑)
過去、chick corea akoustic band(Dave Weckl、John Patitucci)、the chick corea new trio(Jeff Ballard、Avishai Cohen)と、
ほぼ無名のほぼ新人を起用したトリオ作品は一聴の価値ある作品が並んでまして、そう考えるとこの盤もメンツが若手で占められているわけで、注目度は俄然高いわけであります。
ただ、一般的には名手が顔を揃えた単売された4枚のほうが安心して買えるということになるんでしょう。
さて、注目のメンツは、Chick Corea(p)、Hadrien Feraud(b)、Richie Barshay(ds) です。
演奏曲は以下の通り
1. Final Frontier
2. Aftertouch
3. Island Tune
4. Dr. Jackle
5. Creedmore's Unexpected Visitor
6. Dedication
7. Marimba Drum Song
8. Con Aqua
9. 3:30am Raga
で、肝心の中身ですが、電気色の強い作品になっていますが、聴き応え充分な意欲的な作品って印象です。
全体にしっかり作り込んだ感が強く、chick御大としてもこの作品は結構力を入れていたんじゃないかと
推測されます。
その中で、若手もしっかりとした演奏を繰り広げていて、満足度はかなり高いです。
ピアノとユニゾンでテーマを演奏とか、ベースがベースしていない(この人はこういう人だったのか..)のは、John Patitucciあたりから、最近のベーシストには多いパターンですが、しかしこの人は流れるようにメロディアスな旋律を奏でていますねぇ。
ドラムも、若々しさ爆裂ってほどでもないですがしっかり主張するところは主張した演奏してますし..
これが単体のアルバムとしてポッと発売されてもかなりの強度の演奏ですし、それなりのセールスを記録できたんじゃないかと思うんですけど..
もしかしたら日本でテスト販売してその状況を見て全世界展開を考えているのかもしれませんねぇ
Chick Corea "Brooklyn, Paris to Clearwater"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2636628)
もしかしたら、還暦を過ぎたchick corea自身が今後の行き方をいろいろ模索しているのかもしれないですね。
そう考えれば、近年の多作もなんとなくわかるような気分になってきます。
でも、gary burtonとのDUOとか、RTFの復活とか、振り返るような活動より、この盤とかBela Fleckとの"Enchantmen"のような未来を向いた活動のほうを続けて欲しいというのが、個人的な感想です。
ということで、最近のリリースを再掲
2006.03. "super trio"
2007.05. "Enchantment"
2007.09. "Dr.Joe"
2007.10. "Chillin'In Chelan"
2007.10. "From Miles"
2007.11. "Boston Three Party"
2007.12. このボックス
2008.01. "Duet"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2652493)
2008.02. "New Crystal Silence"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2672282)
しかし、ここのところのチックコリアの多作振りには、呆れるものがあります。
中略
それでも、チックコリアの作品となれば買わねばならぬ、聴かねばならぬと、律儀に箱を購入してくるんですから、私も良いお客だなぁと呆れてしまいます(笑)
5枚目のこのアルバムは、箱でしか手に入らないくせに、一番聴いてみたいユニットでありまして困ったもんです(苦笑)
過去、chick corea akoustic band(Dave Weckl、John Patitucci)、the chick corea new trio(Jeff Ballard、Avishai Cohen)と、
ほぼ無名のほぼ新人を起用したトリオ作品は一聴の価値ある作品が並んでまして、そう考えるとこの盤もメンツが若手で占められているわけで、注目度は俄然高いわけであります。
ただ、一般的には名手が顔を揃えた単売された4枚のほうが安心して買えるということになるんでしょう。
さて、注目のメンツは、Chick Corea(p)、Hadrien Feraud(b)、Richie Barshay(ds) です。
演奏曲は以下の通り
1. Final Frontier
2. Aftertouch
3. Island Tune
4. Dr. Jackle
5. Creedmore's Unexpected Visitor
6. Dedication
7. Marimba Drum Song
8. Con Aqua
9. 3:30am Raga
で、肝心の中身ですが、電気色の強い作品になっていますが、聴き応え充分な意欲的な作品って印象です。
全体にしっかり作り込んだ感が強く、chick御大としてもこの作品は結構力を入れていたんじゃないかと
推測されます。
その中で、若手もしっかりとした演奏を繰り広げていて、満足度はかなり高いです。
ピアノとユニゾンでテーマを演奏とか、ベースがベースしていない(この人はこういう人だったのか..)のは、John Patitucciあたりから、最近のベーシストには多いパターンですが、しかしこの人は流れるようにメロディアスな旋律を奏でていますねぇ。
ドラムも、若々しさ爆裂ってほどでもないですがしっかり主張するところは主張した演奏してますし..
これが単体のアルバムとしてポッと発売されてもかなりの強度の演奏ですし、それなりのセールスを記録できたんじゃないかと思うんですけど..
もしかしたら日本でテスト販売してその状況を見て全世界展開を考えているのかもしれませんねぇ
Chick Corea "Brooklyn, Paris to Clearwater"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2636628)
もしかしたら、還暦を過ぎたchick corea自身が今後の行き方をいろいろ模索しているのかもしれないですね。
そう考えれば、近年の多作もなんとなくわかるような気分になってきます。
でも、gary burtonとのDUOとか、RTFの復活とか、振り返るような活動より、この盤とかBela Fleckとの"Enchantmen"のような未来を向いた活動のほうを続けて欲しいというのが、個人的な感想です。
ということで、最近のリリースを再掲
2006.03. "super trio"
2007.05. "Enchantment"
2007.09. "Dr.Joe"
2007.10. "Chillin'In Chelan"
2007.10. "From Miles"
2007.11. "Boston Three Party"
2007.12. このボックス
2008.01. "Duet"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2652493)
2008.02. "New Crystal Silence"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2672282)
この記事へのコメント