Pat Metheny "DAY TRIP"

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記念すべき800エントリーは、隔日をはずれて、珍しく東京が大雪になりそうな節分の日(2008/02/03)に書いてみようと思います。

Pat Methenyのトリオ作品です。
Pat Methenyの活動は、PMG(Pat Metheny Group)と、Pat Methenyでも活動と大きく2つに分かれていまして、おおよそPMGの活動(アルバムを作ってツアーに出る)が一巡した後、他のメンバーが充電している(主にLyle Maysの個人生活充実のためと思われる)期間に、個人名義での活動を行うと言う感じが最近の流れです。

この個人名義活動期間に、結構興味深い活動が繰り広げられていまして、その中でもトリオでの活動("question & answer""trio 99-00")が一番興味津々かつ、人気が高いんじゃないかと思います。
 
で、今回の個人活動期間に発売されたアルバムがChristian McBride(B)、Antonio Sanchez(Ds)とのトリオ作品となります。
ただし、録音は2005年ということで、ちょっと前ということになります。

 最近、こう数年前に録音したアルバムがリリースされるパターンが多い気がするのですが、
 なんででしょうね??

演奏曲は以下の通りで、7曲目がPMG"QUARTET"に収録されていた曲です。
1 Son Of Thirteen
2 At Last You're Here
3 Let's Move
4 Snova
5 Calvin's Keys
6 Is This America?
7 When We Were Free
8 Dreaming Trees
9 The Red One
10 Day Trip
※ちなみに、国内盤は、6曲目と7曲目の間に"New Up" という曲が挟まります。

演奏ですが、これは万人受けするんじゃないでしょうか?
特に難解なアプローチもしていないですし、methenyもsanchezもmcbrideも持ち味は充分出ていると思いますし、
 (2曲目の歌心満載のmcbrideのソロはかなり良いと思う)
曲単位で見ても、メロディは親しみやすい(とまでは言わなくても違和感を持つようなことはない)感じだし
テンションが上がりまくったような演奏とか、聴いてるこっちも硬直しちゃうような強烈な緊張感というのも随所に現れていて、
でもって、スウィング感は感じられるノリの良さはありまして、
録音は刺激的とか凄みを感じるような音は極力避けているような感じがありまして、
そういう意味でも、安心して万人にお奨めでき、それなりに満足はしてもらえるんじゃないかと(^^)

個人的満足度についても、methenyもsanchezもmcbrideも持ち味は充分出ている感じですし、すでにヘヴィローテーションと言っても良い程にガンガン聴きまくってますが、全然飽きていませんし、まだまだ飽きそうな気配も見えませんし、聴き応え充分なアルバムだと思います。


Pat Metheny "DAY TRIP"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2651513)

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