Tigran Hamasyan "New Era"

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昨年、1作目が出て、昨年初に紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/01/20)しましたが、昨年末には新作が出ました。

これ、実は早々に入手していましたが、何故か紹介漏れしていたので、今更ながらに紹介商会(汗)

前作はFrancois Moutin(B)にAri Hoenig(Ds)という布陣でしたが、今度の盤はMoutin兄弟で参戦です。
この辺って、jean michel pilcを意識しているのか?とか考えちゃいます。
Tigran Hamasyan(P)、Francois Moutin(B)、Louis Moutin(Ds)、Vardan Grygorian(duduk-M4,8 shvi-M4 and zurna-M8)

演奏曲は、下記11曲
 4曲目がアルメニアのトラディショナルフォークダンス
 8曲目がアルメニアのトラディショナルフォークソング
だそうです。で、ここだけduduk ,shvi ,zurnaと言う中近東な音が入ります。
9曲目のsolarがモンクコンペで優勝したときの楽曲だそうで、同じアレンジじゃないかもしれませんが、ちょっと興味を惹かれます。
1 Part 1: Homesick
2 Part 2: New Era
3 Leaving Paris
4 Aparani Par (The Dance of Aparan)
5 Well, You Needn’t
6 Memories From Hankavan And Now
7 Gypsyology
8 Zada Es (You’re An Ill-fated Girl)
9 Solar
10 Forgotten World
11 Ballad For Ani

で、演奏ですがいきなりラップ?から始まってノケぞりますが、その後はほぼ純然たるインストミュージックになります。
多少電気鍵盤楽器の音が入っている部分がありますが、まぁ良いアクセントになっている部分もあると思います。
演奏は、早めの曲、遅めの曲とバラエティに富んでいますが、基本的には全曲でTigran Hamasyanのダイナミックな演奏が楽しめます。
ムタン兄弟も、あまり前面に出るような感じはないのですが、好サポートをしてまして、この辺はさすがに名手という感じです。
ただ、曲単位では飽きさせない感じにいろいろな側面を見せてくれているのですが、各曲の演奏面では知性が勝っているというか、知的面でスキを見せないと言うか、ちょっと窮屈(という言い方があっているのか?)な感じがするかなぁという部分もありまして、もうちょっと遊び心というか余裕というかなんというか、あっても良いんじゃない?なんて感じもちょっとしてみたり..
まぁ、若さ故という部分もあるんでしょう。
で、肝心の9曲目ですが大胆かつダイナミックなアレンジでした。



Tigran Hamasyan "New Era"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2643213)

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